随筆 22

いつだって大切なことは目には見えない

耳には聞こえない……

お盆なので、先に旅立った方々や、ニンゲンに殺された動物たち、または共に生きた生物たちに想いを馳せていた。

どんな環境にいようと、生あるものそれぞれ懸命に生きている。

 

望むのは穏やかな昼下がり。

平和で静寂な世界。

母なる星への愛情。

 

今日一日、困ることなく生きたことに感謝して、地球の恵みは全生命体と分かち合いたい。

自分がここに存在するためには、先祖が数え切れないほどの生命を殺して血肉としてきたはず。

だから、単に直系の先祖の卵と精子のみの話ではないだろう。

そのすべての命を無駄にしないよう生きることと、負の連鎖を断ち切ることが真の先祖供養であると私は考えている。

まだ生きていたかった命の代わりに、きちんと自分の命を全うしなくては申し訳なさすぎて……

だから、ちっぽけな基準で戦ったり、争ったり、奪い合ったりすることではなく、知恵を幸福の方向に使わないといけない。

日々の何気ない時間の流れや、ふとした家族の表情や、暑さの中でたえて咲く花や、蝉の声などが、きっととても幸せなことなのだと思う。

誰だって明日生きているとは限らない。

目の前の人を大切に想い、受け手は強欲にならず、その想いをまた相手に循環させる。世界の人々が皆そうすれば、祈りもデモも政治も支配も、戦争も、森林破壊も開発もいらない。とてもとても簡単なことだと思う。

そして、日常の小さな幸せの積み重ねをたくさん繋いで、最期に笑ってサヨナラを言えるようにしていたいと思う。

そんな煌めく瞬間を与えてくれた、祖先とそこに生きていた万物にありがとうを伝えたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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