随筆 29

すべてはシンプル。

自分を掘り下げたいとき、極論を自分に突きつけてみる。

そうしたら、簡単に自分の本音が見える。

人は案外、自分で自分の本音に気づいていないものだ。

今夜眠りにつくとき、二度と目が覚めないとしたら?

この問を自分に投げかけてみれば、何が大切で、何が必要で、何を捨てられるのか、簡単にわかる。

これで、優先順位を把握しておけば、ブレない。

小さなことで、クヨクヨしない。

他人の動向などどうでもよくなる。

大事な人が誰かわかる。

何をすべきか自覚する。

 

淡々とやることやって、疲れたら少しばかり休んで、気がついたら死ぬ。

それだけなんだよね……

それだけだからこそ、せっかく口から何かの命をいただくなら、無駄に使いたくないし、それだけだからこそ、上機嫌な人生を送って終えたいし、それだけだからこそ、多くの生命と愛し合いたい。

明日何が起こるかわからないから、悲劇的な創造をするのではなく、煌めく未来の世界を創造することにエネルギーを使いたい。リアルはファンタジーだから。

 

空が青かった。

気分が良いと景色が美しく見える。

誰かに笑顔を向けられる。

共に生きる存在に奇跡を感じる。

「いま」貴方と私が出会うことは、奇跡とも言える。辿れば遥か昔、ホモ・サピエンスが生まれたところまでも線でつながる。

不思議すぎる。

壮大すぎる。

脳にストップをかけずに、今日も明日も、幸せのために生命と出逢いたいと思う。

縁(えにし)に感謝。

 

 

 

 

 

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