随筆 128

人間には予言などできないのかもしれない。

先に情報が回ってくるから逃げている人が殆どで、彼らには火事の前に逃げる第六感は退化して、もうないのかもしれない。

祖母は遠隔で情景が視えた。

会ったこともないニンゲンの背格好も、顔も年齢もわかっていた。

でも、いつどこで何が起こるという詳細はわからなかった。

「近いうちに孫の誰かが大けがをするから気をつけろ」

と全員に電話がかかってきたり

「その予定は取りやめにした方がいい。」

というだけで、具体的な事象はわからないことが多かった。

もちろん仕事にするわけもなく、身内に限ってこのような忠告をしてくれていた。

では外れたことがあったかと言えば・・・・・・。

記憶にない。

95歳で亡くなった。

 

真の先祖供養とは負の連鎖を止めること

 

祖母の遺伝子もミトコンドリアも私の中に在る。

原始、地球が生み出した生命に備わるシックスセンス。

その最大のリスク管理能力は私の宝である。

また、両親ともに親と離れ虐待されて育っているが、どちらもそれを恨まずに生きてきている。

そのエピジェネティクスも無駄にはしない。

過信せずに、感覚を研ぎ澄ませる生き方を選択し続けなくてはならない。

そうでないと、生き物はすぐに退化する。

 

 

今朝も早朝にシェリーと共に朝陽を浴びた。

昨日と同じ場所に雉がいた。

 

殆どの人は休日なのだろう。とても静かだった。

太陽が昇るまで風に吹かれていた。

庭のバラと苺を持って家に入り、朝ごはんの準備にとりかかった。

 

 

 

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