自己肯定感

日本人は自己肯定感が高くないようですね。

老若男女共通した国民性かもしれません。

もしも、自分に自信を持ちたいとか、自己肯定感がないなと感じる人は読んでみてください。

まず、自己肯定できる人とできない人の違いを考えてみます。

自己肯定できている人は幸せなので放っておきましょう(笑)

何であっても本人が満足しているのだから、それで良いのです。

では、そうでない人の中で、改善したいと望んでいる人は一度掘り下げてみるとよいかもしれません。

 

自分を肯定していない?

自己肯定感の高くない人ってほんとは自己肯定感が人より高いと思うのです。

どういうことかというと……

まず、自分を何かの基準で過大評価しているのかもしれません。

だから、他者が評価する自分像と自分が考える自分とのギャップが、予想より大きい場合は落ち込むという構図になっていないでしょうか。

世の中には自分では決められないことがあります。絶対的に第三者にしか決められないことがあるのです。それは比較からしか生まれないものです。

例えば、点数による頭が良いと悪いとか、国によって基準は異なりますが綺麗だとかそうでないとか、背が高いとか低いとか、強いとか弱いとか、地位や名誉も自分から手を挙げるものではなく、与えられるものです。

これらは、第三者が決めることで自分では決めることができない基準です。

それを自分で決めてしまうとおかしくなります。自分のなりたい像と他者が見ている自分の役割は異なることがあります。後者のほうが腑に落ちるものがあるかもしれません。

ただこれらを自分の基準にすると、常に人に認められることが基準なので数字や肩書に翻弄し、心が安定しません。

 

自己肯定感が高い人

こういう人は良いも悪いも素直に自分を生きています。

言いかえるなら、自分の幸福の追求をしています。

その幸福の価値はなんだっていいのです。

他人と比べるのではなく、強いて言うならいつも自分と闘っています。なぜなら、自己評価が徹底的に低いのです。

自分などまだまだ未熟だ、全然努力が足りないなどと考えていて、ひたすら自分の目標や目的地に向かって進んでいます。

いまの自分を完全に肯定していないから、そうするのですね。

そこに近づく過程もまた、自分の満足感につながったりもしています。

基準はあくまでも自分です。

 

なぜ自己肯定できない人が自己肯定が高いのか?

自分を肯定する基準が人に認められること、の場合

  • わかってほしい
  • みてほしい

こんな感情があると思うのです。

もしかしたら、親に認めてもらえなかったのかもしれないし、自分で何か結果と言えるものを出したことがないのかもしれません。

ここで、ちょっと検証してみてほしいのです。

認められたい、見てほしい、わかって、の感情の前にあるもの。

少し飛躍しすぎかもしれませんが、自分自身が誰よりも優劣を決めてはいないでしょうか?

優劣を決めている人ほど、劣等感を持ちやすいはずなのです。

そもそも自分を基準とする人は、他者と自分を比べないので、劣等感をもちません。だれかよりたとえ優れていると言われても自分が基準なので意味がありません。

つまり他者と比較した優劣ではなく過去の自分と現在の自分を比較した「成長」しかないのです。常に過去より成長しようとして変化していきます。

過去の自分を肯定していては、変化と進化はありえません。

しかし、自己否定に陥る人の場合、他者との比較をしてしまうため、変化する他者が基準となり、他者の状態に一喜一憂します。

自分はこれでいいと思っているのに、他者からアドバイスをもらったとしましょう。

他者基準なので、自分はこうすると言えない。話を合わせることが美徳と思ってしまいます。他者に合わせて疲れを感じて自己嫌悪に陥ります。

そういうことでも、自己否定してしまいます。あなたの好き嫌いに誰も文句は言えません。優劣ではなく、好き嫌いに置き換えて考えてみてください。

誰しも好き嫌いはあります。

これを優劣や、正しい、間違いという言葉に置き換えては話がややこしくなるのです。

 

事実を受けいれてこそスタートする

自分でも気づかない自分の本心。潜在的なもの。

こういうことを、掘り下げて、しっかり自分を抱きしめてください。

そうして、このまま生きていきたいのか、そうでないのか、決めましょう。

もちろん、そのままでもいいのです

それが貴方の幸福なら誰も文句はありません。堂々と貫きましょう。

誰かが正しい、誰かが間違いだと思い込むと、優劣が生じます。自分の中に。

 

みんなちがって正解です。

広義では人間はみな同じです。

もしも、あなたが何かつらいと感じているなら、外を見ないで自分の心に問いかけてみてほしいのです。

 

答えはいつも自分の中に在ります。

 

そして、そこから目をそらさないで、しっかりと自覚したら、スタートできることがあります。 

たとえ、哀しくても、つらくても。

つまりは、自己肯定感を高めるには、自分の本当の気持ちがどこにあるのかをしっかりと把握すること。

そして、他人の目や、他人の生き方を気にしている時間を自分のために使うこと。

自分の人生の目的や目標を考えてみること。

決まったらそれに向かうこと。

もしも「寝て暮らす」が目標なら、そうなる環境を目指せばいいのです。

「世界平和」ならば、そちらに向かってアクションを起こせばいいのです。

現状を理解して、事実をうけいれて、なおかつ、自分の目標に向かうことができたら最高ですね。

 

皆で幸せに向かいましょう。

 

今日も万物にありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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