貸家につきました。
敷地内に何棟も建物があるのですが、予定の家がまだ空いていないからと、四人用の広い家に通されました。
二人なのにロフト合わせてベッドも四つ。
贅沢な広さです。
冷蔵庫は完備。
ホームページの情報と少し違っていて、ドライヤーはありませんでした。長く更新もメンテナンスもされてなさそう……
ドライヤーがなくてロングヘアの私の剛毛はなかなか乾かきません(笑)
仕方ない、フィジーですから。
5年前と3年前には西側のあまり雨の降らない地域にそれぞれ一ヶ月ほど滞在しました。こちらは雨が多く、植生も少し違っていました。
今回は一棟借りたので、日本での生活とあまり変わらないはず……
徒歩20分くらいの所にスーパーがあるそうで、かなり便利です。早速行ってみました。
この辺りは、外国人が多く住んでいます。近くにゴルフ場やリゾートホテルもあり、そのせいか、少し車で行ったところにスーパーや郵便局もありました。私たちは散歩がてら、毎日徒歩でスーパーに通いました。
台所はコンロが一つでした。
鍋やお皿などの食器は貸していただきました。
初日は、トリモツでトマト煮込みを作りました。晩御飯です。
テーブルは庭に面しています。熱帯なので、毎日鳥の声を聴きながら外で食事するのはとても気持ちがよいものです。
料理は自分で作るので、まったくストレスがありません。パンは、日本のどんな高価なパンよりも美味しいので文句なし。
インターネットは、繋がるはずでした……ホームページにはそう書かれていたのです。ところが、全然(笑)
情報を得るために観光客向けのカフェに入り、Wifiで繋ぐという効率の悪いことをして、なかなか思うように進みませんでした。
結局、私の目的は果たせず、パートナーが海外旅行に浮かれただけの1ヶ月……
スーパーやカフェのある場所までの道程
散歩道
まあでも、他人に期待した自分が悪いのです。この国を好きなのは私なので、よくわからない人が何といっても信じるべきではありませんでした。
ところで、外を歩いていると、フィジアンたちは皆、すれ違いざまに挨拶を交わしてくれるのですよ。
Bula!
フィジーに行ったことのある人ならわかるでしょう。Bulaと言って笑って手をふればそれで事足りるのです。
ちなみにアフリカにも行ったことがありますが、タンザニアの挨拶はやたらと長いのです。
スワヒリ語の挨拶を数パターン覚えなければならなかったことを考えれば、Bula!はとても楽なのです。
郵便物については、私書箱を年間契約し、そこに定期的に自分で確認に行くというスタイルだそうで、日本のように配達はしてくれません。
だから徒歩圏内に郵便局が在るのはありがたいです。
この辺りは先進国のリタイア組も多く住まれているようで、ゴルフなどを目的に来る人も居ると聞きます。
空港から距離があるせいか、観光客はあまり見かけません。
日本人とは一度も会うことはありませんでした。
スーパーに行く途中で、馬が突然現れたりもします。
パパイヤの樹があちこちにあって、果実好きな私は、見ているだけで幸せです。
この地域はスコールも多く水量が豊富。シャワーの出も問題ありませんでした。
そのせいか、西側よりココナツの樹やパパイヤの樹も大きく育っていました。
唯一、海に沈む夕陽が見られないのが残念でした。
リゾートホテルが海岸を買い占めているので、一般の人が入れるような海岸が見当たらないのです。
フィジーにいるのに毎日海を見ることができないなんて、ここにいる価値がありません。
どこかに現地の人が入れる海岸があるのではないか、探してみることにしました。
Part 3につづく
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