「海はどこ?」って現地の人に訊ねてみると、もう少し先にあると教えてくれました。
なので道路沿いを歩いていくことに。
すると一般の乗用車が、歩いている私の横で次々に停車します。
「ヘイ、どこ行くの?乗ってく?」
逆ヒッチハイク(笑)
でもこれ、案外親切なんですよ。こういう白タクを待っていて乗り込む現地人が普通にいます。
ぼったくることもありません。乗る前に
「SUVAまでなんだけど、二人でいくら?」
と確認します。バス代と比べて妥当だと思ったら乗ります。何度も乗りましたが全員妥当な価格でした。
ところで、海は見つけたものの聞いた話とは違って、やはりリゾートホテルが買い占めている場所でした。辺りの村の人たちは、かつて泳いでいただろう場所でもう自由に泳ぐこともできないのですね。先進国民は傲慢だとここにきても思います。
その日はもう夕方で、人もいませんでした。ホテルの横のわずかなビーチに入って行きました。
小高い丘まで続く美しいビーチはホテルの土地。なので歩いてはいけません。写真だけ。
でも、ちょっとだけ歩いてみました(笑)
残念ながらここでサンセットは見ることはできませんでした。
フィジーの夕陽を拝むなら、西側に滞在しなくてはいけませんね。
あの美しい夕陽をみていたら何もいらなくなります。フィジーにずっと住んでいるはずの現地の人も、毎日一緒に見つめていました。
そのくらい美しいし、毎日同じ夕陽はありません。
今回の滞在では、残念ながら、昇る朝陽も沈む夕陽も見えず、もっぱらスコールの朝や青い空に喜びを求めました。
ある日、買い物に行った帰りに、現地の家族連れが何人も入っていく小路を見つけました。
ついて行ってみることにしました。すると、リゾートが買い占めていない地元のビーチに辿り着いたのです。
水着は持っていかなかったので泳ぎはしませんでしたが、何度か海を見に行けたのは幸いでした。
滞在中、知らない町へ出てみようと、ローカルバスに乗って何度か街に出ました。
Sigatoka Marcket
サトウキビを運ぶ列車の線路
街で見かけたインディアンのこども
飲食店があまりなくて、ホテルのレストランに入ることにしました。ツナサンドとお水で1000円くらい。とてもまずかったのを覚えています(笑)
パートナーが二度とサンドイッチは食べないと言っていました。
パンは美味しいのです。でも、サンドイッチを食べるなら、フィジーでは自分で作った方がよさそうです。
マスタードをぬったり、塩コショウで味付けしたり、レタスを挟んだり····はしないようです。
マヨネーズは高いので使わないのか、味つけをせずにツナ缶をパンの間に挟んだだけに思えました(笑)
過去にフィジアンにサンドイッチを作ってもらってピクニックに行ったことがあるのですが、やはり同じ味でした。日本人の口にはあまり合わないかもしれません。テイクアウトならロティがおすすめです。
そしてこの日は、市場で野菜を買って早々と帰宅し、コンロ一口でも頑張って自分で料理をすることにしました。
トマト味のカレーピラフ
ラム肉のハンバーグとキャッサバ
キャッサバはとても美味しくて大好きです。チップスにすると朝ごはんにも合います。
この国の人々のニーズはどこにあるのかと考えながらぐるっと街を周ってみました。
ですが、やはり部落に入って長期間住んでみないとわからないことがあるのでしょう。国民の本当の想いは計り知れません。
直感では惹かれまくっているのですが、ワーキングビザはなかなか容易ではなさそうです。
part 4に続く
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