記憶

私達はこの世に生まれ来たその時から記憶と共に成長し、記憶があるからこそ「自分らしきもの」を保っていると思われます。

記憶があるから家族として認識できるわけですし、他人とそれとの違いを知っているからこそ、区別してお付き合いすることも可能なのでしょう。

 

ときどき考えるのです。

もしも記憶を失ってしまったなら自分はいったい何を大切に思うのだろう。

何を欲するのだろう。

何処に行くのだろう。

誰に逢いたいのだろう。

 

記憶を失っても自分に遺っているもの。

それが本来の自分なのかもしれません。

どれだけゼロベースで考えて生きていこうとしても、記憶が邪魔をしてしまうのです。

もしも記憶を失って、せっかく本来の自分になったとしても、そこにニンゲンたちがいたら要らぬ情報をまた与えてられ困惑するのでしょう。

そうなるとやはり、無人島が最高ですね。

 

長く生きることを目的とするのではなく、今日死んでも悔いのないような命の使い方をして生きていきたいと思います。

 

今日も皆さんありがとう。

 

 

 

 

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