随筆 18

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偶然なのか、必然なのか……

異国に行ってしまう人と、会う約束をしていたのにもう会えないかもしれない。

そう思いながら連絡をした…

日本にいる間の予定はきちんと教えてくれていて、発つ前に会いたかったが、遠距離ということもあり、私の予定がたたず、彼の都合と一致しない。もう会えないかもしれない。

ある人から招待され、月末三白四日で東京のとあるビジネスイベントに出席することとなっていた私は、その初日、空き時間に抜け出してなんとか時間を作れるかもしれないと考えた。

彼の予定を見る限り、もうその日は日本にいないかもしれない、そう思って時間と場所を伝えた。

返ってきた答えに驚いた。

その日の晩、彼は東京から発つ予定だったのだ。同じく東京にいる私。空き時間もピッタリだった。

招待していただいた方に顛末を説明し、一旦、席を外すことを了承してもらえて、なんとか彼と会えることになった。

人のえにしというのは不思議なもので、彼とは年に数回しか会わないし、彼のプライベートなんてあまリ知らないのに、とても信頼できる人だ。

とても尊敬している「ニンゲン」で、どんなに会わなくても死ぬまで縁を繋いでおきたい人の一人である。先進国が好きでない私が、彼に会うためならそこへ行ってみようかと思うほど。

彼は天才である。

私など彼の足下にも及ばない。いつも少しの時間、他愛のない話(他者からは恐ろしい話かも)をしてまたいつかって別れるだけの関係だけど、私のようなニンゲンを受容してくれていることに感謝する。

そんな彼の旅立ちの日に、偶然東京にいて、会える運びとなったことに、人生のドラマの面白さを感じていた夜だった。

 

 

 

 

 

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