他人に抵抗する人が圧倒的に多いこの世の中で、私は自分の運命に抵抗してきた。
今も抵抗しているように思う。
闘うものは既に負けている
私は自分の運命に抵抗し続け、どこかでそれに逆らえないとわかっているのかもしれない。
20代の頃にある日現れた予感。そのイメージがまったく消えず、今もなおそこから遠ざかろうとしているのだと思う。
その予感が的中するような事象はまだ起きてはいない。
ただ・・・・・水面下で渦巻くエネルギーのような、例えるなら燕が渡る前に
「もうそろそろだな」
と感じている、あの漠然とした感覚のようなものに似ている。
誰かを巻き込みたくないという想いは身勝手で、巻き込まれる人はそうなるべく私と出会っていて、こちらが独りでそれをコントロールできるものではない。
相手から見れば単に人生の一時期を共にする人かもしれないし、時にはどちらかが死ぬまで続くかもしれない関係になったりするかもしれない。
自分からみれば相手はわき役だが、相手からみる時自分もわき役だ。
自分の奥底に圧縮したメタルスライムのような塊から、思い出さなくても良い感覚が次々と融解して流れ出る。
秋の風は一年の中で最も記憶を呼び起こす風。
理由がわからないと言いながら、潜在的にその理由を知っている。
誰にも伝わらない、自分だけの理由。
静寂の中で、本能からくる声に耳を傾けてみてほしい。
万物に愛を
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