世の中には。真実の鏡というものがある。
その前に立つとその人の本心が映る。
だから恐怖で逃げ出す人もいる。
一度自分の姿が映ってしまうと、逃げたところで同じである。
虚構の世界に生きる人は、この鏡の前で自分の姿を見ることができない。
鏡は光を放っていて、透明度が極めて高い。
破壊しようとしたなら、命を落とす。
嘘というのは人を不幸にする。
そして何より自分を不幸にする。
この鏡の前に立てる人は幸福な人。
幸福になるという意思のある人。
醜い自分の姿を映しながら、その沼地の汚れを少しずつ洗い流していくものだけだ。
そうすれば純度が高くなり、核が表れ、少しずつ光を放つようになる。
汚れを洗い流す時間はそれぞれ。
この前から逃げなければ、真の勇者になれる。
何十年と闇の世界に住んでいたとしても、心から悔い改めれば、光の世界に転じることは可能である。
地球上の生命に本来上下はなく、優劣もなく土地は誰のものでもない。
自分の物だと言いはっている人ほど、実はそれを知っている。
数えきれない生命を犠牲にして、自分の血肉にしてきた。
親もそのまた親も古代の人々も。
それでも本当の心に従い生きていたなら、真実の鏡の中に映る自分がとても美しいことに気づくだろう。
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