随筆 137

毎日、どこかしらで至福を感じることがある。

昨夜、同居人が

「脳科学的に幸福感が強い人は○○らしいよ」

と、私の幸福度の強さを語ってくれた.

けれどもそれは自分にとっては先天性のものなので、死ぬまで基軸は変わらない。

幸福度が高いというなら、つまり私にとってそれは他者に左右されないものだということでもある。

祖先が過去に選択判断した結果出来上がった遺伝というものによって、自分の細胞や菌類が集合体を造っている。

その集合体をどう生かすのか、または殺すのかは、指令を出している自分の意識によっても変化する。

意識も遺伝によるのかどうかはわからないが、とにかく先祖代々に心からありがとうなのだ。

 

私にとっての幸福感を覚える対象は残念ながらニンゲンではない。

太陽の光、風、水、フィトンチッド、鳥、蝶、空、などで、つまり地球。

フィジーの海と夕陽の前に佇む瞬間はその中でも最高の幸福。

アフリカの地平線と朝焼けも負けず劣らず。

私にとってのそれは現実逃避の一過性のものではなく、永遠にそこに在りたいと願う空間なのである。

途上国への渡航は住む場所を探すための旅だった。

子供の頃から観光ツアーには興味がなく、常に定住するイメージで世界を視ていた。

辺境でも大丈夫なように無人島で一人生き抜けるような強さを持つことを目標にしてきた。

だからまずは田舎に移住。おかげで今、空と山と風が目の前に在る。

 

自分は基軸があるが、そうでない誰かの生き方を間違いだとは言いたくない。

どう生きていても自由だし、その人の世界はその人が創造しているので誰にも変えることはできない。

個人的な好き嫌いはあるがそこに自分が関与しなければよいだけなので、地球の生かしてある生き物をコントロールしようなどという思考は理解できない。

幸福も自分が創造する世界による。

事実、本を描いたりこのような個人的な価値観を発信するだけで、私の世界に不必要なものをよくよく理解してくれた方々は消えた。

これは誰にだってできる自分の世界の構築法だ。

たとえば―

綺麗事で善人仮面を被る人は、私に見抜かれるのが怖いし、決して私の意見を誰かに伝えたりはしない。

もしも周囲の人々にMAHIRO思考などを読ませたら、自分の嘘がバレてしまう。(笑)

よって嘘つきは私を支持しない。

コントロールしたい類も、利用しようと思っていた類も同様に消える。

ニンゲンに大差はないのだから、無理に優位に立とうとするよりも素直にできないことや他者の才能を認める方が良い群れができると思うのだが、虚構という世界でしか群れが構築できないと思い込んでいる人が多いように思う。

闘うものは既に負けている

そのような群れに所属するのは、なんだか居心地がよくない。

 

 

結局意識の周波数が一致しない人は、目の前から消えるのだ。

人は自分が幸せな場所に留まるもの。

こちらからは地獄に視えたとしても本人にはそれが心地の良い世界なので認めるのが最低限の愛だ。

あちらから視るこちらも幸福には視えず、交わることはないだろう。

結果的に周波数の合う人だけが傍らに残る。

そうして幸福な世界は、誰をも支配せず、搾取もせず、争うこともなく完了される。

 

インターネットは監視の源でもあるが、隠すことのない者とってはメリットの高い代物だったし、勉強の素材は溢れていたし、感謝すべきものだった。

孤独が怖いという人がいるけれど、そのために嘘をつくのならきっとその人は虚構の世界が好きなのだ。本人がそう選択し続けているのだから。

だけど虚構の群れに生きるなら、雀と戯れる方がずっと幸福。

数多の生命が自分の傍に満ち溢れている。

それでもいつか別離が訪れるだろう。

その時は

「今までありがとう」

と涙を流しながら笑ってさよならすればいい。

 

地球が美しき星に戻りますよう。

数多の生命が喜んで生きることができますよう。

もしも本当に地球が青く輝く星なら、闇は淘汰され輝く生命で満ち溢れますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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