随筆168

うだるような暑さ。

滝のように流れる汗。

それを流してくれる水の恵み。

だけど、夏の終わりは刻一刻と近づいている。

 

歳を重ねているのに、ここにきて労働量は数倍になった。

忙しすぎて運動する暇も勉強する暇もない。

やっと右腕ならぬ右指くらいには力をつけてくれた人が、限界を超えて動く私を少しは助けてくれるようになった。

時には自分の時間がとれるようになった。

 

疲れ果てて眠ることが殆どだ。

この2年睡眠すらろくにとれなかったが、それもやっと数時間は続けて眠ることができるようになった。

本意ではない誰かのために使う時間は、嬉しいものではない。

 

この世界で美しいものを探せば他生物にしかないけれど、その他生物を殺し続けるのもニンゲンで、自分も間接的直接的にそこに荷担している。

皆、なぜそんなに何かが怖いのか?

本当に恐ろしいのは自分の方なのに。

 

今日殺した命を、たかが承認欲求の為にエネルギー変換するのか、懸命に生きて死ぬのか。

せめて馬鹿はバカなりに誰かを搾取せずに懸命に生きて潔く疲れて眠りたい。

そうすればきっと最期には

「もう疲れたな」

と言いながら永遠の眠りにつくことができるだろうから。

どうか地球の生き物が自由になりますよう。

 

万物にありがとう。

 

 

 

 

 

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