随筆 169

昨日一昨日と、過去の他国の革命の話を読んでいた。なんだか今の状況とそっくりで、何百年たっても人間は同じことを繰り返しているだけなんだなと。

でもその繰り返し方も、殺し合いをすることに加担する類と、マサイやAMISHみたいな生活を繰り返し続けている類とでは、同じサピエンスとは思えないほどだ。

 

さて、あの革命中に命を張って彼らは誰を守ったのか?守られた民は何を築いたのか?

 

依存者は自分で考えずになんとなくのイメージで「誰か」につく。

簡単に誰かに流される奴は、自分の意思がないので簡単に寝返る。

もっともリスクの高い生き物たちだ。

 

いまそうして一体誰を守りたいと思うのか?

ここまで成熟しきった人間でさえなおもこれなら、関係のない先住民や自立しているAMISHなど自給自足で生きている民族、そして人間以外の樹々や昆虫に至るまで、万物を巻き込むなかれと願わずにはいられない。

 

虚栄心や支配欲などの低い感情は持たずに、徹底的に小さく小さく、メタルスライムのようになって、宇宙へ飛んで地球を眺めてみるのもよい。

勝ち誇ったような哀れな生き物と、まだ美しさが残る地球。

その美しい場所の自然治癒力にかけて、1000年後、蚊になって辿り着いてみよう。

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