Fiji で生活してみた、Part 6 庭の花とフィジアンボーイ

Old Rose を育てることに限りなく喜びを感じる私が、海外に住むことにあたって、ひとつ躊躇することと言えば、その薔薇の問題です。

「え?そんなに?」

とよく他人には言われるのですが、薔薇を育てている園芸家にはわかってもらえると思います。

かわりに私を魅了する花があればいいのだけど、日本にいるのは日本にいたいのではなく、大きな理由は日本に住んでいる大好きな生命体なのだと思います。

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隣のブラジル人の彼女が、

「これ、とてもいい匂いなのよ」

と教えてくれました。これ、皆さんがよく知ってる食べ物の花でした。

アロマ好きの私でも満足できる、芳しいフローラル系の香り。

なんとこれ、生姜なのです。生姜の花からこんなにいい匂いがするなんて全然知りませんでした。

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熱帯なので庭にも次々と花が咲くし、日本では一年草のものが多年草だったりするのです。ですから、花が庭に咲かないことがなくていつも緑に溢れています

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隣のブラジル人の彼女は、よくホームパーティーをしていて、庭の花を集めフラダンス用の腰飾りを作ってたりしました。

出来たものを嬉しそうに見せてくれました。あるもので工夫して、美しく飾ることって素敵ですね。

 

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熱帯の花は大振りですが色鮮やか、香りも抜群で、心が豊かになります。

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Frangipani

フィジーと言えば、この花というくらい、お土産のモチーフにもなっているのがFrangipani。香りもファンタスティックです。

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私たちも、庭の花を時々テーブルに飾ったり、料理に添えたりして食事を楽しんでいました。

 

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こんな風に、外のテラスで食事をしていると、隣の7歳の彼が遊びにやってきます。

私たちの低レベルな英語の先生には、彼くらいの子どもがちょうど良いのです。

なんたってたくさん英語を話してくれます。

初日なんて

「ママー、この人たち何言ってるかわからない!」

いや、私はそう言われてることもわかってるんですが(笑)

滞在中の一か月、朝の挨拶から始まり、学校に行かない日はたいてい彼は私たちのところにいました。

 

そんなある日、彼がいつものように私に話しかけてきました。

「僕のグランマはドイツにいて、自分の家はデンマークなんだよ。」

??スウェーデンとブラジル人のハーフじゃなかったっけ?

「ねえ、どこ出身だっけ?」

と彼にきくと

「I’m a Fijian boy!!」

(笑)

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そうか、まだ一年生だし、長期でフィジーに住んでいるので、自分はフィジー人だと思っているのね。

「Sure!I’m Fijian.」

それを聞いてたブラジル人のママが

「違うでしょ、おばあちゃんはブラジルにいるし、貴方はスウェーデン人でしょ。」

と説明。

そんなこんなで、隣人とは楽しく過ごし、いつも仲良くしていただきました。

今ごろFijian boy は、どこで何してるんでしょうね。

I miss you,Brendon.

 

 

Part7に続く

 

 

 

 

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