最も幸せな時

人生で一度だけ、これが幸福の頂点だと思った時期があります。

自分の幸福を取るか、責任を取るかの狭間で毎日ろくに睡眠すらとれずにいました。

人は本当に幸せな時、死にたくなるものです。

毎日、

「今この瞬間に死にたい」

という欲求と闘い続けました。

後にも先にもあの頃が最も自分の命のリスクが高かった時期だと思います。

実際、あの頃に私は一度死んだのかもしれません。

 

あれから14年も経ちましたが、その間に関与してきた動植物、他国の人々、など万物に想いを馳せてもあれ以上の幸福は私にはありませんでした。

ですが子供時代から持っている予見は、地球が組み込んだ私のやるべきことであるような気がして、あの幸福を手放すことは本来の自分の与えられた流れに立ちかえる事だった気もしています。

もし完了できたら、その時やっと、その幸福の世界に戻り、すんなり逝くことが出来るのかもしれません。

 

真実は虚無 リアルはファンタジー

と言う価値観で生き続けています。

 

全ては意味づけされた真実のない世界、子供の頃に視たあの世界をどうクリアするか一人で考え続けています。

孤立することも必然で、コニーサン達でさえあの小さな体で単独で生きて死んで逝きました。

尊敬すべき他生物。

無人島で一人生き抜くことを目標に掲げたのは多分、偶然ではなかったのだと思います。

 

人生は決めた通りに進んでいきます。

私がファンタジーを描くように、皆さんもそれぞれのファンタジーを。

決して誰かのシナリオのキャストにならぬよう、個人個人が主役だということに気づいてください。

 

今日も皆さんありがとう

 

 

 

 

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