ミルキーとは同じ雌なので、とても気が合いました。
彼女はすごく行動的です。
どこにでもよじ上り、餌や巣材の箱の中に壁伝いに入り、棚をのぼって、テレビの後ろから出てきたりかくれんぼしたりする面白い仔でした。
コニーサン同様、全面的に私に飛び込んで来る仔で、手を差し出すとなめまわり、しがみつき、冬にはいつも私の太ももにくっついて眠っていました。
なのに今日の15:51分、私の掌のうえで逝ってしまいました。
数日前から表情が変で、トイレに入れなくなり、2日ほど前から餌も食べなくなりました。
食べなくなると彼らはいよいよです。
今年は3月にウータン、5月にコニーサン、昨年はローリー、ココトゥンも看取っているので、なんとなくわかるのです。
病気ではないので、寿命でしょう。
ココ同様、最後まで自分で動こうとしていました。皆そうです。
ケージには帰りたくなさそうなので、お気に入りの空き箱で寝かせていました。
私が横になって覗いていると私の胸のあたりにくっついて傍らで眠り始めました。
しばらくして掌に乗ってきたかと思うと、すぐに昏睡状態に陥りました。
ギリギリまで独りでいたいように見えました。身体が辛かったのだと思います。
彼女の意向になるべく添えるように努力しました。
水もノニもヨーグルトも拒絶していて何も口にしてくれません。いつもなら掌から餌をたくさん食べるので、諦めずに掌で水をあげてみると、少し飲んでくれました。
ライ麦パンが好きなので分けてあげると、すこしだけ食べてくれました。それが最後の食事でした。
夜中に出してくれ呼ぶので、よく出してあげました。
コニーサン同様、ベランダで葉っぱを食べさせるために連れて出ました。そういうときは、逃げずに掌でじっとしていました。
掌で目を閉じるミルキーは、ココトゥンとよく似ていると今日になって気づきました。
来月二歳だったのに、誕生日を迎えずに逝ってしまいました。
また、私が独りで自宅にいる時間でした。
ココも、ウータンもコニーサンも、そしてミルキーも、どうして最後に私なんかといたいのかわかりません。
閉じ込めているのは私なのに。
自由を奪っているのは人間なのに。
ハムスターたち全てに伝えたいのです。
今度生まれて来るときは絶対にニンゲンなんかに見つかるな、と。
ミルキーからもたくさんの幸せをもらいました。
可愛い可愛い私の仲間でした。
私のところに来てくれて本当にありがとう。
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