名付け親は娘です。
2016年10月19日、ココとコニーサンの娘として産まれました。
8匹産まれた子のうち6匹は里親さんのところへ行きました。
チビタンとグレイは雄雌で我が家で過ごしました。それなのに、チビタンは私の不注意で生後6ヶ月で殺してしまいました。
グレイには、コニーサンの2階建てのケージを譲り、コニーサンは3階建に引っ越ししました。
うちで生まれたのに、誰にもなつかず、半年くらいは掃除のときも逃げてばかり。
それが、最近では喉を撫でても気持ちよさそうにして、随分信頼してもらえるようになりました。
もうすぐ2歳2ヶ月、かなりの高齢です。
今年は春から三度ほど子宮蓄膿症を発症しましたが、その度にノニを飲ませて栄養補給し、結果的に治癒しました。
二歳になったとたん、出来始めた目の下の出来物が潰れて出血し、先々週は家族全員で獣医さんのところへ連れていきました。けれどグレイが高齢のため、結局病院では何もできず……それでもなんとかおさまったのですが。
今朝五時過ぎに様子を見にいくと、ケージの端で私を見上げて立っていました。
「待ってたのね」
すぐにわかりました。
この2日ほど元気がありませんでした。それでも今朝は掃除をしたあとに、掌からあげたゴマ豆腐や潰した向日葵を食べてくれました。
次の子の掃除をしようとして、家に戻しても帰りたがらないので、もう一度掌にのせました。
すると、最近の定位置、私の服の中に潜り込んで来ました。
暫くして床に出してあげても、もう、身体が思うように動きません。
「お別れの時まで、私に合わせてくれたんだね」
明日は一日予定があり、明後日からは3日ほど東京行きです。
その間に何かあったら心配だから、グレイを東京に連れていくかどうかと家族に話していたところでした。予知能力で私の留守をわかっていたのかもしれません。
モチのことが大好きなグレイたん。(ココが二度目の出産で産んだグレイたちの弟)モチは眠っていたのですが、最期に会わせてあげることができました。
あまり餌を食べなくなってからは、シード類を潰したり、ミルワームを食べたり、ゴマ豆腐やヨーグルト、ノニで栄養をとっていました。
そんな状態になっても、他の子たちに比べると、一番長く元気で頑張ってくれていました。
とっても綺麗な子でした。
歳をとっても私にはずっと可愛い子でした。
目の下に小さな腫瘍が出来ていたりしたけれど、痛がらずにいつもと同様に静かにしていました。
長く生きると様々な不調が出てきます。
二歳頃に逝ったコニーサンや、二歳前に逝ったミルキーやサファイアはなんの不調もなく、案外幸せな最期だったのだなとよくわかりました。
たくさんの大切な存在と、こうして次々に死に別れて逝くことで、私の死生観は変化し確立されてきました。
彼らとの出逢いは、地球に対しての愛を深くさせ、ホモ・サピエンスの在り方についても考え直すよい機会となりました。
真実の追求において、私が最終確認することは、死んでからが大半です。
それはまた、死んでからのお楽しみということで、今しばらくはとっておこうと思います。
2018年12月12日7:36
グレイたん、一緒に生きてくれて本当にありがとう。
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