自立

自分軸の人は他人がどう生きようが関係ない。

自分の命の時間を他人の動向に一喜一憂するような使い方をしない。

ハムスターはニンゲンより賢い。まさか彼らが別のハムスターがどう生きてるかに一喜一憂して選択をしていたら驚く。ただ、それでもなぜか共通する行動はあるのだけど。

彼らハムスターは基本的に自立度が高いが、群れで来る40羽の雀たちは完全に序列があった。

見るからに利己的な類が先に餌をついばみ、そこに突っ込んでいく若い類が諦めずに横からついばむ。諦めた序列の最後の類はじっとそれを見つめて、もう種がないのに、皆が飛び立ってからおりて必死に食べる物をさがす。5年以上もうちに来ていたから、それを理解していた私は、序列の最後の子達に再度餌をまく。

彼らが賢いと感じるのは、何年我が家へ来ていても私を信用しないこと。ニンゲンなんか絶対に信用してはいけない。それさえわかっていれば安心だ。

ケージに入るハムスターのようなニンゲンに閉じ込められた動物と、群れになる野生の齧歯類とは、もしかしたら行動パターンは異なるかもしれない。
天敵がやってきたら彼らなりの合図をしている可能性はあるし、ケージ越しにもなにかしらやり取りをしていた彼らをみると、群れになりたくないわけではないのだとも思える。
 
彼らは頭が良いので、自立と群れの役割を明確に切り替えているのかもしれない。
ニンゲンは人生すべてを他者の動向を見張るようなことに費やして自分の生き方さえ世間体で決めるような類もいる。誰をみても大して変わらず、自立度はハムスターより格段に低いように思う。
 
また、序列の上位が誰もが納得する賢明さで選ばれているのならまだしも、必ずしも強く聡明なわけでもなさそうで、弾圧されてきた人々や、無意味に殺戮されてきた動物たちの行動パターンを聞いていて、かえって序列の下位の方が強く優しいように思う場合もある。
 
彼らハムスターズの中で、生命力の強い個体は、決まって依存しない自立度の高い個体だった。
永く生きたいなら、ニンゲンも僅かに遺る他人への期待など、粉々に打ち砕いた方がよい。
実際、ニンゲンが不必要なものを次々にこの世界にばらまくので、それも単なるあがきで、絶滅に向かっているのは必至であるとも思われるが。
 
また、食やSEX、薬物、ギャンブルなど、適度に抑制できないとしたなら、脳のどこかが不具合を起こしているのかもしれない。
依存度が強く、セルフコントロールができないとしたら、理性があまり働いていないということになる。その理性を有することこそがニンゲンである所以なら、理性の無い類は人間じゃなかったりするのだろうか。
 
ただ、猿だって道具を使うし、ハムスターだって何を巣材にすべきか自分で考えて選択し、時にニンゲンを驚かせたりする。
ニンゲンも放っておいても日常的な『生きるための仕事』を、少しは楽にするような最低限の道具は作るのだろう。しかし、あまり怠惰に流れすぎると身体に不具合が起きそうだ。動物は動くことを基本として身体が出来ているように思うし、運動や農作業を続けてきた高齢者が寝込まずに元気なことは周知の事実。
 
兎に角、他生物から学ぶことは、まだまだ尽きない。彼らと愛し合いながらもうしばらく楽しく暮らそう。
 
今日も皆さんありがとう
 
 
 
 
 
 
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