エンジェルナンバーなるものがあるらしい。
今年はもう何度同じ数字を見ただろうか。
それも決まって、亡くなった母の月命日の夜中、同居人のデジタル時計に現れる。
ある数字のゾロ目。
ずっと同じ。
怖いのは、その時刻、ゾロ目のその数字がひとりでにスクショされていること。
母の月命日ってことは、メッセージを送っているのが私の母ってことか。
同居人に伝えたい事……まあ、大体予想はつく。
約束したのに8年間全くやってないことがあるからな、彼には。
それしか考えられない。
ここまで周囲を待たせたら、普通は誰も許してはくれない。
でもどうやってそうなるかはわからないけど、なにかやるのかもしれない。
期待はせずに見ておこう。
二年前、母が夢に出てきて
「まだあの男を信用するな」
と告げた。
その時思い当たる男は3人。
私はその3人を誰も信用していないけれど、日々彼らが言葉に出すことが嘘だとも思っていなかった。
その後、結果はきちんと視えた。
母が夢でそう告げてから、確かに始まっていたようだ。
別に恨みはしないけど、サヨナラするしかない。
母からもらったとても高価なものが消えた。
直前まで私が身につけていたことは、家族も見ていた。
洗面所で外すのが常で、そのまま忽然と消えた。
娘が母にもらった指輪の宝石が、母の仏壇の横で消えた。
壁に手をぶつけただけ。
でもどこを探しても見つからない。
そこら中探して、果ては冷蔵庫を移動してまで確認したが、未だ見つからない。
小さな部屋、誰も使っていない。
全て家具を移動しても大したことのない部屋。
不思議すぎる。
私や娘に一体何を訴えたいのか。
生命は死んだら無になる、と思いたい。
だけど、このような現象が起こるのは偶然なのか?
信じられない人は勘違いと言うだろう。
そう、何度起きても勘違いなのだ。
そこに複数人いても勘違い。
科学とはそんなもんだろう。
自分の信じたものが自分の世界を創っている。
あなたの視覚と私の視覚が同じだという証はない。
貴方の視覚と万人の視覚が同じだという証はない。
でも味覚にははっきり違いがある。
ある人には美味しく感じられ、ある人には不味く感じるあれだ。
また性的なレセプターの違いも皆知っている。
私の愛する人を愛している人はそんなにいない。
もしかしたら、私一人かもしれない。
でも、貴方の愛している人について、私は興味がない。
裸になられても何も感じない。
視覚だけ同じと決めつけるのは、どうも辻褄が合わないな。
さて、エンジェルナンバーって嘘なんだろうか?
今日も皆さんありがとう。
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