「出会い」ときくと大抵の方は、直接的な人との出会いのことをイメージされると思います。
確かに人は、そこに必ず関わるのですが、私はすべてのものにそれを感じるところがあります。
今回感じたのは、美しい音と表現したらいいのでしょうか。
ある日、娘を抱いて道を歩いていました。
するとたくさんのCDが紙袋に入れられゴミ置き場に捨てられていました。
世界の民族音楽など15枚ほど。
気になって手に取ってみると、アフリカ音楽がメイン。
頂いて帰りました(笑)
そのなかに、なんと先住民のナバホ族のものが。
でも15年以上経て、初めて今かけたのです。
ナバホ長者の、それも自ら建てた家の中で録音されたという唄。
殆どがこの人の声。
時々太鼓の音、カラスの声まで入っていますが、楽器が殆どないにも関わらず、エネルギーがこめられているのがわかります。
この人はメディアにも出ていて、ナバホ族のスポークスマン的な役割を果たした人だそうです。
聴いているととても不思議な空気になります。
ハムスター達が静かに眠っているので、きっと波動が高いのですね。
その頃はナバホ族という言葉は知りませんでした。
時を経て、会ったこともないナバホ族の方の声を聴いている今に、タイムスリップしたような崇高な気持ちになりました。
そして、この唄は、この日本の都会には間違いなくマッチしませんでした。
サバンナで聴きたくなりました。
目を閉じれば、距離を越えてそこまでつれていってもらったような感じになります。
アイヌの唄もあるし、ゴスペルやシャンソンまで。
アフリカ音楽しか聴かずに押し入れにしまって忘れていました。
きっと未来の私に必要だから、誰かが道端に置いていってくれたのかもしれません。
モノとも出会いなんですよね。
今日もたくさんの出会いがありました。
万物にありがとう。
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