随筆 121

バラの季節がやってきた。

空気は村の方が良いはずなのに、大阪の高層階で育てていた時の方が断然元気だったバラたち。

今の家は陽当たりがあまりよくなくて、気温が低いことも関係しているのか、例年の4分の1から10分の1くらいの花数。

バラたちのためだけにマンションに戻りたくなる(笑)

 

2年前の母の日に子供たちが買ってくれたシュー・ラ・ネージュ。

昨年はほとんど咲かなかったが、今年は以前と同じくらい咲いてくれた。

だけどここでは昆虫の多さが半端ない。カメムシに食われまくっている(笑)

 

バラはすべて鉢植え。

定住がきらいな私は引っ越すことをいつも考えていて、一緒に連れて行くため絶対に鉢植え。

 

こちらは紫燕飛舞。

10年以上前に買った挿し木の小さな苗を大きく育てた。

移住して枯れそうになっていたのだが、昨秋はいろいろ手をかけなんとか復活させた。

バラも環境の変化についていくのが大変なのだ。

ダマスク系のレダ。

昨年は100輪咲いたのだけど、今年は30ほどしか蕾がない。枝も数本枯れてしまった。

それでも一番陽当たりが良いところに置いている。土の状態を考え直さなくてはいけないのかな。

ココ、ウータン、コニーサン、グレイ、モチ、リン、コロンは全員レダになったので、ずっと一緒にいると決めているバラ。

というか、どちらともずっと一緒にいたいから、最愛のバラに彼らを埋めたというわけ。

15年以上育てている苺。

なぜか畑の苺の出来がイマイチ。

ベランダでは常時10~20株は育てていた。

畑に50株以上植えてるが、庭でも保険用に10株育てている。

コニーサン達の糞から作った堆肥をやり、ローリーは苺になった。

子株を殖やしてきて遺伝子は大事にしている。

これからも大切にしたい相手だ。

マルベリーは頑張っている。強い。

昨年、結実が良くなかったが今年は土が合ったようで、たくさん実をつけている。

チビタン、ミルキー、サファイアが転生した。

なので私が食べる(笑)

今日の朝ごはんは、畑から間引いてきたルッコラと庭のベビーリーフサラダを添えた。

シェリーも苺やベビーリーフは喜んで食べる。

晩ごはんは、先日いただいて下処理をした筍を煮物に。

いろんな恵みをいただいている。

 

畑からの道程、夕陽をみながら風に吹かれて川の乱反射がまぶしい。

日没近くになると鳥たちが寝床に帰っていく。

美しい地球に感謝せずにはいられない。

 

ここに来て、都会では見ることができなかった多くのことに気づかせてもらった。

トンボでさえ仲間と一緒にいて、眠る場所も毎日決まっていること。

それぞれの樹にいつも同じ鳥が帰ってくること。

テントウムシは野菜より雑草が好きなこと。

蝶々もつがいで楽しく遊んでいること。

彼らは皆、喜んで生きていること。

 

けれど早朝に仲間と寝床からとびたつ雀が、不自然な速さで走り抜ける車にぶつかって道路で息絶える姿。

車が来てない時を見計らってわたっているけれど、彼らには向こうに見えるその塊の人工的なスピードは予測不可能なのだ。

猫も鼬も時々道路で息絶えている。

 

利己的なサピエンスの一員として、本当に申し訳ない気持ちだ。

多くの恵みにとてもありがたいと思う反面、ニンゲンの行いに哀しみは絶えない。

想像力と本能的な記憶を失わないようにするとともに、地球への畏敬の念を忘れないようにしたい。

 

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