随筆 54

自分の奥の方から湧き上がるこの想いを、私はエネルギーと表現しているが……

言葉にはどうも、本来の意味よりもこのエネルギーの方が大きく影響するようだ。

単に綺麗な言葉を使えば何かが良くなると思っている人がいるが、それはそうじゃない。

ありがとうと言葉にしても、そこに乗っかるエネルギーが妬みや恨みならその人には何もよいことなんて起こらない。

大阪弁の代名詞のような

「アホか、お前は!」

というあの言い回し、他府県の方からするとこわい言葉なのだろうが、それを相手になげかけたとしても、そこに悲しみや深い愛が乗っかっている場合が多々あるのを大阪では感じる。

インターネット上であったとしても、書いたその人の想いは見えないけれど言葉の上に乗っかっている。

このような目に見えないエネルギーは誰しも感じる力があるが、特に自分の五感、つまり自分の細胞を信じられる人と、そうでない人の読み方、受け取るものは異なる。

言葉を綺麗に創っても、真逆のエネルギーを放っていれば、人には伝わる。

どんなに厳しい言葉でも、それが愛ならまた、人には伝わる。

だからその人の言葉に乗っているエネルギーを感じよう。文字を見るのではなく、そこにこめられた想いを漠然とでいいから捉えてみよう。

自分の細胞を信じよう。

狭い視座を正解だと決めつけている、思い込みを捨てよう。

形にこだわらず、人には思いを込めて伝えよう。

その時はじめて、言葉はパワーを発揮する。

日常的な挨拶でも、ネット上のコメントでも、エネルギーは伝わる。

私にとってインターネットは、距離をこえて、波長導通する仲間を引き寄せる最大のツールなのだ。 

 

 

今日も皆さんありがとう。

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4 comments

  1. いつも拝見させていただいています。

    以前もコメントさせていただいた者です。
    随筆54は一字一句 納得ですね。「うんうん、そうそう」って言いながら読ませていただきました。ちょうど中2の息子とこのような話をしていたところだったので驚きです。
    明日、学校の放送で演説があるっていう息子に、ニコニコしながらはなしてみたら?って言ったら、放送だからニコニコしたって意味ないというので、放送だからこそ言葉に気持ちを乗せると相手に響くと思いよ、って話したところでした。

    私はたまにモヤモヤした思いのとき、あなたの文章を読むと、自分の気持ちを言葉にしてもらったようにスッキリします。

    そして、この写真はどちらでとられた写真ですか?
    赤い花が咲いたような写真、わたしもある場所に行ってからとれるのですが、なんだかパワーを感じますね✨

    1. 斎藤様
      いつもありがとうございます。
      目に見えることしか信じないという方も、気づかずに目に見えない、耳に聞こえないエネルギーを感じています。
      言葉だけでなく、笑顔も、作り笑いかそうでないかくらいは皆わかっていますものね。
      せっかく、言葉にしたり仕事をするのだから、嘘でなはい正直な想いで行うほうが、命の時間を無駄にしないし、何事においても後悔しない方法だと思います。
      私の知らないところで、自分の言葉が短期的にでもこうしてどなたかの人生に関与していると思うと、なおさら正直に言葉を紡がないと、と思わされます。
      こうして世界は複雑に網の目のようにすべてが関わって命を育んでいるのでしょうね。
      善いも悪いもなく、全生命が命輝く地球であってほしいと願います。

      写真は祖母の墓参りの日に近くで撮影したものです。

  2. 返信ありがとうごさいます!
    私もこのような写真が撮れる場所(お寺)に通うようになり、どんどん良縁(人、お金、全ての縁)に恵まれ、手帳に書いていたことや、こうなればいいなということが現実となり、見えないパワーを目の当たりにしてきました。
    去年39歳のときすい臓の手術をして内臓を何個か取る大手術をしました。それまでは自分が我慢すれば。。という考えでしたが、今はしたいことをしたい時にして、行きたい場所へ行けるようになりました。
    内臓はなくなったけど、気持ちは前より健康になりました(笑)

    大したことでもないようなことを、わざわざ問題にして誰かを悪者して自分を正当化することが当たり前にならない世の中になればいいなと。。

    写真、私はそのお寺で撮りました。木々のあいだから太陽を撮るとキレイなお花が咲きます。これを曼陀羅という方もいらっしゃるみたいですね。

    好き勝手書きました。。返信は不要です。最後まで読んでくださってありがとうございました!

    1. 写真のこと、私は木漏れ日が好きなのでふと撮影しただけで、赤い花のようなものが写っていることは、齋藤さんに指摘されるまで気づきませんでした。
      あまり、そのようなことを考えて撮影することは、私にはありませんね(笑)

      病に関しては、やはり意識が大切ですね。それと食。私は30年以上、一日30品目を目標にバランスよく手作りしてきました。それは大きいのかなと最近感じています。

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