恐怖と未来

様々な要因があると思いますが、恐怖心を持つニンゲンのその出発点を辿ると大抵は同じです。多分、生まれてから今この瞬間まで、ニンゲンだけでなく人間以外の動物や昆虫などの生き様もしくは死に様を見てきたことだと思います。

それら各々の潜在意識が自分の行動を決定づけ、その思考を現実のものとします。

 

例えば、小学校でクラス全員に宿題が出ます。担任の先生が

「明日までにやってきなさい。」

と言いますね。ほとんどの子供は今日帰ってやる、もしくは明日の朝までにやると決めて、明日のその時間に間に合うと心の底から信じています。

それが潜在的な自分の本当の意識です。

だから明日先生に宿題提出が実際にできるのです。(内容の正誤は定かではありませんが)

それが思考の現実化です。

クラスの中に、

「難しくて自分にはできない」

「一人ではできない」

「家の仕事があるからできない」

と心の中でつぶやいた子がいたとしましょう。事実、明日、白紙で提出するか、わからなかったと答えるでしょう。

「難しくてできないかもしれない。」

「家の仕事があってできないかもしれない」

などであれば『できるかもしれない』という可能性も含むので、最終的に自分が『できる』と『やらない』のどちらを選択するかによって決まります。

どちらにしても、まず思考し現実は決定し目の前に事象として現れます。

だれでも当たり前にやっていることなのです。

特別な力のある人にだけ『思考の現実化』がおこるわけではありません。

その事象が稀有であればあるほど『奇跡』という言葉に置き換えられますが。

 

さて、では恐怖心はどうなのでしょう?

 

私が生まれて生きてきたこの期間まで、恐怖心を持っている人との出会いは数えきれないほどです。

恐怖といっても様々なものがあり、このような意見をよく耳にしました。

「彼氏や彼女が他の人を好きになるのではないか」

「息子が彼女にとられるから阻止できないだろうか」

「我が子が勉強で近所の子に勝たないと、自分が馬鹿だと思われるのではないか」

と他者をコントロールしたり監視している人は少なくありません。

まず自分で現在何も起きていない状態から、ネガティブな未来の決定づけをしています。

リアルを素直に視ることよりも、自分の創ったお話が一挙手一投足を決定していくのです。

そしてその思考は現実のものとなり、大切な人は別の人を好きになり、息子は彼女の元から帰ってこなくなり、自分が馬鹿にされる人生が創られます。

 

今、恐怖心を持ってる人が居たなら、まずその心の中に秘めた意識を文章にして紙に書いてみてください。

「移ったら自分は死ぬ」

とか

「一人ぼっちになってしまう」

などと。

そこからの自分の意識を変えなければ、自分自身がそうなるように行動してしまうはずです。

どんなに他人をコントロールしようとしても、当然ながら誰でも自分を一番信用しています。

「自分は理解できないから○○さんの言葉を信用しよう」

という思考ですら、自分は理解できないと決めているゆえの嗜好です。ですから、誰にも責任はなく、自分が決定したことなのです。

 

こうして潜在的な意識を紐解けば、責任転嫁する人の滑稽さや、ネガティブな思考の人を変えようとする無意味さ、目の前の人に正誤や善悪を説くことの矛盾をお分かりいただけると思います。

対話というものは表面的な『綺麗事』や『虚栄心』からなる武勇伝を聴くのではなく、相手の潜在意識に問いかけるものです。

例えば犬や猫、ハムスターや鳥などに普段話しかけているように。

 

そして、相手に最大の愛をもって敬意を示すなら、たとえ自分にとってとても哀しい結末が事象として現れても、それを認め受容することしかできないのです。

たとえいつも笑っていても、その人が潜在的に何を考え何を思い描いているかをはかり知ることはできません。

この瞬間に大まかに理解することはできても、その人が生きてきた過去すべての意識によって創られた人生を読み解くことは誰にもできません。

 

『恐怖』を意識の軸に生きている人もいれば、『歓喜』を軸に生きている人もいます。

もし貴方が恐怖を軸に生きているのなら、未来、何が現実になるかは、自分自身が一番わかっていることだと思うのです。

いつか・・・・という意識もいつかそうなってしまう可能性があります。明日かもしれないし、30年後かもしれません。

私たちは誰かに何かを強制する権利はありません。個人が信じているもので世界は出来、人生は完成します。

形が違ってもある意味皆平等で、誰でも同じ力を持っているのかもしれません。多分他生物も。

 

だから自分の潜在意識をきちんと文章化して自覚し行動することは、同時に未来を決める力になるのです。

 

今日も皆さんありがとう。

 

 

 

 

 

 

 

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