家族と食と生活

配偶者は、自分とは異なる遺伝子を持ち、母体から胎盤を通して流された血液、内分泌ホルモン、果ては母乳で育ったかミルクで育ったかなどで、形成の過程が違う人なので興味深いです。

家を出るまで親が食べさせてきた料理や、土地のものや水、それらによってアレルギーなどの病をもつのか持たないのかなど、それが本当に遺伝や体質なのかどうか確かめてみたいと考えていました。

前夫は20年続いたアレルギーを生まれつきの体質だと言いました。

そんなわけがないと思いました。

3食管理するにあたり、結果的に同棲する羽目になりました。

一日30品目以上のバランスのよい食事を続けた結果、3年で完治しました。

一ヶ月に一度全身が腫れ上がる状態で、原因がわからないといわれているのに、なぜか薬剤を服用していました。

おかしな話です。

偏食が激しかったので、子供の離乳食のように味を変え、ご飯に混ぜ、彼の食べられる好みの料理を一つ一つ見つけていきました。

併せてストレスが増大しないように気を付けました。

現在も偏食はありませんし、再発はしていません。

 

 

現在の同居人もアトピーや喘息があり、知り合った頃は添加物だらけの加工品を好んで食べていました。

炭水化物ばかりに偏り、質より『安さ』で選択しているような食事でした。

加工品を食卓に並べることはほぼありませんが、彼の子供の頃からの腸内の状態をよくするにはなかなか忍耐を要しました。

 

飲食店に勤めてまかないを食べるようになり、数年前に治まっていたアトピーがまた再発しました。

その仕事をやめ、完全に朝も昼も手作りに替え食事バランスを整えると、アトピー症状もなくなりました。

仕事における人間関係や環境などもあったのかもしれませんが、食事は要になるような気がします。

私は多品種とバランスをベースに料理をし、時々胃腸を休めると言う生活を30年以上継続しています。

出汁は昆布と鰹節、鶏ガラなど、シンプルで誰にでも簡単にできるものです。

ある特定の成分だけを『よい』と表現しても、それだけでは働かないことがあり、結果的にすべての栄養素をまんべんなく摂取することでメリットも高くなり、リスクも軽減されるように思います。

ですから〇〇式などには傾倒しません。

料理をする側は、その命がなんのために死ななくてはならなかったのかをきちんと考えて、感謝の気持ちを持って作ること。

そのようにして食卓にのぼる料理と工場で生産された加工品とでは、当然身体に入ったときの波長も働きも違ってくるような気がします。

せっかく数え切れぬ命を殺して自分の血肉にしているのだから、生き方も考えなくてはなりません。

おかしな病気になるような食事なら、食べないほうがよいと私は考えます。

 

西洋の人々と私達のもつ腸内細菌や体質が異なることや、同じ日本という島に生きる人間の中でも、親の身体づくりや土地の環境によってそれらが異なるため、一律でこれがよいと言えるものは多くはありません。

基本的には自然のもの、土地にあったもの、季節に合ったもの、古代から使われているものなどは万人に通用するのではないかと考えています。

私はパン派ですが、ライ麦や全粒粉など黒くかたい焼き立てパンを好むので、スーパーで袋に入って売っているようなパンは子供の頃からあまり食べたことがありません。

30年以上続けてみてやっと『継続』といえるようになりました。

10年くらいでは見えてこないものがあります。

 

これらは持論でありどなたかに倣ったものではありません。

小中学校の家庭科の授業で教えていただいた出汁のとり方などの料理方、食品成分表などを参考にしただけです。

義務教育には本当に感謝ですね。

 

もちろん食だけでなく、正直に生きることで自分にも嘘をつかずストレスフリーになることや、水や大気の綺麗な国に住むこと、夜中に活動するような不自然な生活をなるべくしないこと、軽い運動を続けること、地球の恵みの循環に感謝して生きることなど、トータルバランスで生を考えていく必要があると思います。

過去の選択が現在の自分の身体を造っています。

 

もしかすると意思力も継続力も、身体に入る栄養素が関与しているかもしれませんね。

 

今日も皆さんありがとう

 

 

 

 

 

 

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2 comments

  1. 時々 胃腸を休める事って 必要だなぁと最近感じます。
    三食きっちり手作りで、、って訳にはなかなかいきませんが 少しでも良い細胞を作る事を思って 明日から チャレンジしてみます。
    夫婦二人になると、何かと手抜きになりがちです。
    120歳まで元気で生きる‼️これが最近の口ぐせです

    1. 外食でも、バランスの良いメニューを選んだり、手づくりされているようなお店に入れば安心ですね。
      仕事を優先しなければならないときもありますが、家族の身体を守ることは長期にわたる大切な仕事なので、できるかぎり辞めないよう努力したいものですね。
      120歳まで!素晴らしいです。

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