自然治癒力

世界はうまくできている……と思います。

大人たちの言動や行動を信じるために幼少期からじっと見てきました。

そして本当かどうか何年かかっても確かめてきたつもりです。

ところがその殆どが、彼らの話とは違っていました。

10歳くらいには人間の話は全て創作だと知っていましたが、誰にも通じないのでそんなことは話しませんでした。

 

「なんてうまい商売を考えたのだろう」

「あれを進化だと思い込んでいるんだ」

「また遠回りしているな」

「自分のことしか見えていなんだな」

「最終的に自分に還ってくるのにあれが助かる方法だと思っているんだ」

「ああ、怖いんだ」

 

誰とも本音で話さなかった私が、周囲のニンゲンたちに心の中で呟いていた言葉です。

生まれたものは死ぬということも子供の頃から知っていました。

ですが病気ばかりしていた私は、母が信じるものを正しいと思って続けるしかありませんでした。

もちろん母はそれでも一生懸命私を治そうとしていたのだとは思います。

でも、尊敬していたのは先住民。

 

迷ったときはいつも、

「もし、地球が生み出した頃のニンゲンならこういう時、どちらを選択するだろうか?」

「群れや子孫のことを考える先住民なら、どう問題解決するだろうか。」

「何に価値を置くだろうか」

そう考えました。

 

私たち先進国民は地球の癌細胞みたいなものなのではないか……

都会の真ん中で生きた私にはそうとしか思えず、できる限り地球の癌細胞にならないように生きようと思いました。

 

ニンゲンが考えたことは、結局全体の一部、つまり広大な宇宙エネルギーの中のごく一部でしかなく、大したことはできません。

昨今露呈してきた悪行の数々も、どうみても病んでいる地球という星のエネルギー体が、自分を治癒させようと力を使っているようにしか見えないのです。

誰かが悪いとか、何が悪だとか、狭い狭い世界で見ると宇宙の塵のような一個人が偉そうに文句の一つも言ったりするのですが、そのようなことは宇宙から見れば多分滑稽で、ミジンコが騒いでいるくらいのものでしょう。

とはいえ、癌細胞を作ったのはニンゲンで、現代もまだ増殖中です。

地球に融け込んでいるサバンナを歩くマサイのような先住民たちに於いては、私たちニンゲンとは一線を画すべきで、地球が淘汰しようとしている癌細胞ではないと思います。

いつからか、種として衰退し続けているニンゲンが終焉に近づいいている様相を呈していますが、地球エネルギーがその癌細胞の一部を変異させ仲間の癌細胞を破壊するように動かしているのでしょう。

自然治癒力はいつも、ニンゲンごときの脳では考えも及ばない素晴らしい仕組みを見せてくれます。

どうやってそうなるのかはわからない、という感覚は至極当然で、そこから湧いて出てきた一生物にそんな力はないのです。

 

トウモロコシや大豆、ネズミなどが人間を使い世界に広がったように、いつも人間は他生物の繁栄の脚として利用されてきました。

地球はうまくできています。

地球もそろそろ病を治したいのでしょう。

自然治癒力が高まると、健康体に戻るように要らないものは淘汰されて行きます。

もし、地球がサピエンスを癌細胞だと定義しているなら私たちは絶滅に向かうのかもしれません。

個人的に傷みと哀しみは癒えなくても、まだゴミを作り続けるような万物と共生できない生物だとしたなら、地球にとっては二酸化炭素が邪魔なのではなくそのサピエンスが邪魔なのでしょう。

さて、自然治癒力が高まる今日この頃、地球はいかにして治癒するのでしょうか。

地球がどうニンゲンを動かすのか興味深いですね。

 

今日も皆さんありがとう

 

 

 

 

 

 

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