懐古的手仕事

過去の自分がまた今の自分を助けてくれました。

20年前に大阪の阿倍野にある大手手芸店でパッチワークのキットを数十点販売していました。

過去に作った色見本帳や、デザインの製図、型紙は殆ど保管してありました。

 

最近、再ブームとなっているパッチワークにワクワクしています。

過去のデザイン帳を引っ張り出し、20代前半から収集した生地をふんだんに使い、少しアレンジして新作を製作しました。

 

パッチワークだけでなく、刺繍も組み合わせたクッションです。

私は基本的に仕立てまですべて手縫いで、柔らかさを重視するようにしています。

ご存知のように一般的な家電を極力使わない私は、ミシンも20代後半に処分し、そこからは服作りもずっと手縫いでした。

なのでこのクッションカバーも、ファスナーはつけずにかぶせるデザインにしました。

ミシン縫いより案外手縫いの方がほつれにくいし丈夫なんですよ。

 

ある場所で販売しています。

 

サシェは数年前に作ったものと同じですが、刺繍生地が残っていたため再度製作しました。

こちらもある場所で販売しています。

中には今年収穫した、うちのオレガノ、タイム、レモンバーム、ローズゼラニウム、そしてオールドローズのブレンドをオーガンジーに包んでいれてあります。

防虫剤としてもポプリとしてランジェリーの引き出しにしのばせても、ハーブティーとして飲んでも(笑)OKです。

自家製堆肥で農薬も化成肥料も使わないベランダガーデンからスタートし、バラにおいてはもう17年育てています。

現在はハーブは畑で育てているので、葉がとても厚く、香りも強くなりました。

 

手仕事は機械に比べると数倍時間がかかりますが、修繕もしやすく温かみがあります。

我が家は炊飯ジャーも電子レンジも大きな冷蔵庫も掃除機もありませんが、土鍋ご飯や魚焼きグリルで焼くパンの味は、機械のそれより美味しいそうですよ。

(食べた人からのフィードバックです。)

きっとこういった作品群も同じなのだと思います。

 

今朝は、近所の元シェフに、とれたてのバジルとハンガリアンワックスぺパー、ミニトマトを持参しました。

お付き合いのある村の方には、時々カレー用のハーブセットを持参したりもします。

偶然なのか、スパイスからカレーをつくる知人ばかりと交流があるので、味覚や食べるものを選ぶ感性が似たような人と、波長も合うのかもしれませんね。

お料理の交換も頻繁にするようになりました。

 

移住して4年、良い人たちに恵まれ、うちのエンジェルやリンジーたちも幸せな事でしょう。

 

今日も皆さんありがとう。

 

 

 

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