子供たちに伝えてきたことがいくつかあります。
そのひとつが、身体をまもるために料理をすることです。
だしの素や化学調味料、加工品を使わずに作ること。
食べた物が彼らの脳や腸内細菌、臓器に至るまで造ります。
そこを疎かにすることは命を軽んじている事になります。細胞の造り方にフォーカスすれば、同時に命の大切さをも理解するでしょう。
また、自分を守ることが出来ない人は、将来家族を守ることもできないと私は考えていたので、子孫繁栄にもつながる基本的なことだと思います。まずこれをしっかりやっておけば、彼らが何処で暮らしていても安心なんです。
息子は途上国で2年暮らしましたが、豚骨から拉麺を作りますし、現地の材料で何でも料理します。離乳食時に偏食がすでにない彼らは、世界のどこにいっても大抵のものは食べられるでしょう。
食は命の基本です。
食べ物以外に毎日取り込むシャンプーや歯磨き、洗濯せっけんなども大切です。特に日本ではそういうものは、探さなければ買えません。
なるべく加工品や冷凍食品、化学調味料などを使わずに生きてきました。
昨今の日本における食の格差は、経済的な貧富の差ではなく、選択によるものだと感じています。
生まれた子どもは何もわからないので、身体を守ることは親の仕事です。
365日、何年もの積み重ねは、気づけば細胞さえ変化させ、遺伝子となって子孫に継承されていくように思います。
料理が面倒なら、焼くだけ茹でるだけ蒸すだけなどにして食べるようにと伝えてきました。
親がいつ死んでも困らないように、動物としての基本である身体づくりは手を抜いてはいけない部分だと思います。
今日も命を繋いでくれた万物にありがとう。
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