リアルを視る力

殆どの人に欠けている力が、これだと思います。

潜在意識なるものを。まるで流行りのように捉えたり、特別なものとして扱うことに抵抗感があります。

なぜなら、その人が本当は何を考えているのかに着目していれば、潜在意識は言葉や行動に表れていると容易にわかるからです。

これは徹底的にリアルを視るだけのことです。

自分の潜在意識さえ、リアルをしっかり直視できれば認識できます。 

いくつか例を挙げると……

綺麗事を言ったり世間体を気にして他者に合わせるのは、自信のなさから来ていますし、自信がないということは、自分を信じられないということです。自分を信じられないような心根の人を、他人が信じられるわけがありませんね。

自分で自分を優位だと声高に叫んでしまう人は、そういうことは他者が基本的に決めるものだということをご存知ない人生を送ってこられたということになります。基本的に同種の個体が2つ以上必要で第三者が一人ではなく大勢が同じことを言うようになり初めて認められたということになることを知らないということです。

1年や5年しか続けていないのに「継続」という言葉を使うと、継続できない人なのだという証になってしまいます。例えば親業を30年続けて、世間に「親とはこういうもので、……」と、説くことができる人はそう多くはありません。下手したら継続力のない親は子どもが思春期、10年くらいで音をあげて親業を放棄しますよね。

恋愛においては「嫌い嫌いも好きのうち」とは昔からよく聞く話ですが、本当に嫌いならどうでもいいので、いちいち絡んできたり、何か文句を言ってきたりするのは、なにかしらその人に注目しているということでしょう。

また、何かのせいにして別れられないという人がいますが、別れようと思えばどうやってでも別れられると私は考えているので、本心は別れたくないってやつだと思っています。これは自分のこともしかり。

仕事がやめられない、というあの台詞も、同じくやめようと思えばいつだってやめられるので同様です。

自己を顧みるときにこのような視かたをしてみますと、自分の言葉が潜在意識と真逆に働いていることに気づいたりして、とても面白いものです。

やります!といってやらない人は、本心はやりたくないのです。実にシンプルです。

誰かに誰かの人生は強制できないので、やりたくなければ、はじめから堂々とやりたくないと答えればいいのになぁと思います。

こうやってその人のリアルな人生を視たり、行動を視れば、その人の本質はわかります。

言葉より行動のほうがより、潜在意識はわかりやすいと思います。

何が目的か、何を大切に生きているのか。損得でしか動かないのか、判断できないから肩書に傾倒するのか、自分で考えることを放棄して指示待ち、つまり奴隷に向いてる人なのか…などなど。

ぜひとも企業の人事は、履歴書ではなくそういうところをしっかり「視る」力を養われたらいいのではないでしょうか。学歴より大事なことはたくさんありますが、判断できないと逸材を逃してしまうでしょう。

人をバカにして、自分は何もかもわかっているという態度を平気でとれ、小さな学びを積み重ねない人は、それ以上のびない人生を送ることが決定してしまいます。つまり、成長しない人です。

賢明な方はあえてこんなことを説明しなくても皆さんご存知だと思います。

地球の、一細胞みたいなニンゲンごときに、すべてをわかることはないし、全生命体の中で限りなく劣性だとニンゲンを見ているので、自分が素晴らしいとは死んでも思えないのですが、哀しいかな、一人ひとりと、出会い別れていく中で、愛おしいとは思ってしまうのは、自分がまさしくその劣性のホモ・サピエンスゆえの性なのかもしれません。

本来、食べて命をつないで、出して交尾して循環するだけで充分なはずの私達ですが、あえて優劣(多分単なる生命力や遺伝子の強さ?!)で競うとするなら、リアルを視て、種の保存や子孫繁栄に役立ててほしいと思います。

優劣を視なければいけないのは、交尾する相手を見定めるときくらいなのではないかと私は感じています(笑)

そして、栄華を極めたものは必ず衰退する……ニンゲンさえ、そうなるのでしょうね。

今日も皆さんありがとう。

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