随筆 84

今日は、ありがたいことに、旦那が以前から提案してくれていた

曽祖父母のお墓参りに次男を連れて行くということが叶う。

初めて訪れたときは娘と三人、そのあと長男と三人でも行って、私達夫婦は二ヶ月に一度海をこえて祖父母に会いに行ってる。

母方の祖父母なのだけれど、母たちも皆高齢で、墓参りは近くに住む一番下の従弟がもっぱら引き受けてくれているそうだ。

祖母は自分の力を身内や大切な近しい人にしか使わなかったし、それで金儲けをするような人ではなかった。

そのおかげで、私達孫や曾孫までその恩恵を受けているように思う。

ブッダやキリストが、まさか金儲けに奔走するかというと……しないよね。

だけど、本当に民のためにエネルギーを注いだのだろうな。損得ではなく使命として。

鳥は金なんてなくても食物もねぐらもある。虫もそうだ。

間違わないで、犬も猫もそうなんだ。牛も豚もそうなんだ。そして、私達ニンゲンもそうなんだ。

そんなこともわからなのがニンゲンなので、生物の中で最たる劣性の動物だと思っている。

優位に立ちたがる人ほど支配欲や虚栄心に苛まれている。

先祖供養ってのは、墓を洗う事じゃない。負の連鎖を止めることだ。自分の虚栄のために、子どもまで捨てたりする親がいるけど、祖先が嘆くだろうな。

どんなに子どもが自分の思い通りにならないとしても、それは自分の育てた結果なので、他人のせいにできるわけがない。

父方の祖先を気に入らない嫁はおおいけど、全員悪人だったわけがないから。

彼の祖先の遥か向こうを見ながら、その人々の想いをきちんと受けて、彼らの遺伝子を我が子に活かしていくのが親の使命だ。

幼稚園に通っている頃、ふと負の連鎖を私で断ち切ろうと思った。結婚願望ゼロの私が三度も結婚したけど、諦めずに我が子、孫たちまで良いエネルギーを流していけたらいいなと思っている。

息子たちの彼女も大好きだった。娘の彼氏も大好きだった。我が子を愛してくれる人には感謝しかない。別れても大好きだよ。

彼らこの先結婚するのかしないのかわかんないけど、遺伝子は絶たずに遺してほしいなと願う。

家康のようにたくさんの種をまいてもいいし(笑)江のように三度も結婚して将軍産んでもいいしね(笑)

つまりは、日本のシステムなんてどうでもいいから、種として存続しようよってだけよ。

さて、今から三人で行ってきます。

 

今日も皆さんありがとう。

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