「人にはそれぞれ世界観がある」
講演に来ていただいた方にはここから話を始めます。
自分の世界がすべてだと思った時点で、その人の世界の視野はもう広がりません。
自己過大評価は視野とは反比例しているように思います。
ニンゲンは似たような人を好みます。
自分を正当化しなければならないから価値観の似た人を好み、正しいと言いたがるのです。
世界観をひろげる
世界観を広げるには、なにかに気づいて視野が変化することが必要です。
だから時折自分を疑ってみるのです。なにもかも間違っているんじゃないかと。
脳は都合よく、後付けで自分を正当化するお話を創ります。私も含め、どんな人もそうです。
だからこそ、自分の脳の癖を自覚しておくことが大切です。ピエロにならない一つのリスク管理となります。
そんな風に自分の脳神経科回路を潰して組み換える感覚をもつと、頭が活性化していきます。
息子は歩くときに
「以前とは異なる神経回路を使っているようだ」
と言いましたが、それは何事も同じだと思うのです。
何かに気づくと、脳で新しい回路を繋いだような感覚があります。
『奇跡は準備ができた者にだけ訪れる』を書いたのは、下半身不随の息子を歩かせた母の愛などを伝えたたかったのではなく、もっと別の意図があったのです。
読者各位の世界観を拡大するためです。
簡単にいうと、視点が変わることで各々の可能性を見出してもらいたいという願いからです。
世の中にはニンゲンには理解できないことがあります。
私たちは、多分本当のことを何もわかっていないのでしょう。
そのわからない事への一つのチャレンジの形態があれなのです。
だから自分のちっぽけな世界観で誰かをジャッジしないよう、世界をこうだと決めつけないようにしたいのです。
何よりも『無理だ』なんて思い込まないようにしたいものです。
殆どの場合は『無理』ではなく『したくない』が本当ですしね。
大切なことは、自分を信じることです。
成長していく自分、チャレンジする自分、懸命に生きている自分、失敗してもまた立ち上がる自分を。
世界は無限です。
今日も皆さんありがとう。
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