随筆 5

先日とあるビジネスチームにセミナーで話したことがある。

「脳の思考回路を変えるために、普段とは違うことをしてみましょう」という内容について

それはがむしゃらな努力や、苦痛を伴う頑張りなどではなく、もっと肩の力を抜いた、〇〇のようなこと、例えば〇〇をすること、他にはこんなことも、あんなことも……って。

他者にそれを勧める限りは、自分も何かやらなきゃいけない。最近は、いつもやってる運動を暑くて適当にしていたので、毎日きちんとやることと、手を付けてなかったセラピストの知識本があったので、それで毎日少しずつ勉強することと、このホームページで新しいシリーズを作ること、それが「随筆」シリーズというわけで。もう一つ、習慣についての本を読み直すことも自分に課した。

案外自分で決めている日課が多くて、朝も4時半か5時に起きても、色々やることがある。朝の日課と夜の日課、家族の食事づくりや、掃除洗濯の他に、今年は新しい役職を引き受けたことと、新しいコミュニティに入ったので、人となるべく会わなかった昨年に比べ、どんどん新しい出会いがあり、その分連絡すべきことや事務的作業も増えた。でもまだ時間的余裕があって、何かプラスしたいと思っていた。

娘と一緒に勉強しようとしていたが、テキストが一冊しかなく、娘と取り合いになり(笑)彼女の勉強が捗らない。ということで私は別のことをするべきだと考えていたところだった。

前述のように思いがけず、皆さんに新しい取り組みを勧める機会を得たので、自分の背中も押してみることにしたのだ。

頑張らなければ何かを成せないというのは、単なる思い込みだと思っている。そういう方法ではなく、やりたいことを次々にやっている中で、流れに逆らわずに何かを手放し何かをつかみ、気がついたら循環が起きているようなイメージ。

そんなことを考えながら、本を開いていて、目に止まったページがあった。

著者のお勧めの本が何冊も書いてある。

便利な時代で、インターネットで検索すると、要約まで書いてくれている人がいる。次々と調べているうちに、自分の少し足りない部分について書かれたであろう本を見つけた。これも、きっと引き寄せだ。即注文した。順番に拘り、先の予定としていた分野だ。この際だからとりかかろう。

今年は娘もこの暑さの中で重労働の養豚に従事しながら勉強しているし、夫も新しいことに取り組もうとしている。夫婦関係もどんどん進化させてきているし、私もそろそろ、頭を切り替えたい。

それが出逢ったすべての人への恩返しだったり、血肉として殺した命に対しての供養だったり、私を信じてくれる人への責任でもあると思うから。

努力とか頑張りでは決してなく、やりたくて、誰に言われずとも淡々と黙々と一人でやっていくこと。こういう徹底的な利己が、なぜかしら、誰かの役に立つことに繋がったりするときがあって不思議だ。

子供の頃から、一人で決めて一人でやることが好きで、気づいたら数十年継続していることもある。

今日も即断即決で四冊の本を購入したが、また、一つ新しい思考回路が増えそうで、届くのを楽しみにしている。

昨日までの自分の脳の回路を潰して組み替える面白さは、なんとも言えない。

思い込みを外すセミナーをやらせてもらってはいるが、まだまだ自分にも遺る何かの思い込みが消えるとき、自分=ニンゲンにも支配されていない、宇宙に浮かんでいるような開放感を得る。

少しの予感と、ワクワク感とともに今から猛暑の都会を彷徨って来よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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