随筆 72

栄華を極めたものは衰退する。

それが自然の摂理だ。

私達ホモ・サピエンスの世界もそうだし、この国もそうだ。

老化はその点では一番わかりやすい指標かもしれない。

さて、栄華っていつだっけ?

まだ来てないのかな?それともとっくに過ぎ去ったかな。

いったい人々は衰退や絶滅に対して、どんなリスク管理をしているのだろう。

孤独がこわい。

金がなくなるのが怖い。

地位がなくなるのが怖い。

はたまた、死が怖い?

生まれたものは死ぬだろう。

いつか絶滅するだろう。

流れに逆らったとしても、大きな意味はないだろう。

浮浪者が80まで生きるのと、整形してシワをのばしたお婆さんが80歳まで生きるのとは、生命として価値は同じである。

衰退していく時の流れ。

その中で最後までもがき抵抗するのが、多分、生き物というやつなんだろうな。

本来はこの世界に意味などなくて、誰かが都合の良いお話を創作して、意味づけして、まんまとそれに洗脳された人々が、次世代をまた洗脳してくれる。

そうこうしているうちに、歪は少しずつ大きくなり、限界がくれば地球が勝手に淘汰する。

進化も少しずつ始まっていて、もしかしたらホモ・サピエンスではない人間が、既にこの世界に存在しているかもしれない。

昨日まで類人猿で、今日から人間!

なんて進化の仕方は、これまでだってしていないだろうしね。

さて、ホモ・サピエンスじゃない人間って、どこにいるのかな?

 

真実は虚無

リアルはファンタジー

 

今日も皆さんありがとう。

 

 

 

 

 

 

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