随筆 86

自己を確立すること……

そんなに難しいことではない。

なにも群れを飛び出そうと言っているわけでもないし、家族を踏みつけにしようということでもない。

きちんとホモ・サピエンスらしく、群れとして生きながら、家族を大切にしながら、たくさんの人に愛されながら、自分を確立することは可能である。

人に合わさないと嫌われるとか、優劣を決めすぎて虚栄で生きるとか、そんなことをするから愛されないのだという当たり前の結果に気づいてほしい。

自分と同じ人間は必要ない。必要ならクローンをつくる。

群れる動物なのだから、異なる天賦の才で互いに助け合って、力を強固にし子孫を確実に遺していくことが、自然に逆らわない生き方であろう。

闘う動物は賢くない。

自然界でも闘いはできるだけ少なく、と動物達は考えているらしい。へたに戦うとエネルギーの無駄遣いだし、目立って捕食者に狙われやすくなるからだそうだ。

人間界では時に、闘いはプライドという名のちっぽけな恐怖のもとで、見栄をはるために使われたりする。だから見栄をはる動物は弱いと考えている。

種の保存や子孫繁栄が目的だから、弱い種とは交わりたくないのが本能だ。

目的は決して忘れてはいけない。本能が教えてくれた目的を忘れてしまっては、生き残ることも容易ではなくなる。

おかしな方向に進み、自然に逆らって生きたら、動物界では天罰が下るらしい。

 

参考までにこれを。

娘は幼稚園の頃に全部読んでいたのだが、面白そうだったので、今になって私自身が読んでみた。読んでみたらなおさら、大人が読むべきだと感じた。

ノンフィクションがベースとなっており、作者はかつての自分への戒めとしてこれを書いているのだとも感じた。二本足の恐ろしい獣が登場する場面の表現が面白い。

本来、必要なことは自然をよく見ればそれで理解できる。祖先からいただいた自分の感覚を失うことなく、良い水と自然の食べ物を身体にいれられたら、それだけで活力は養われるだろう。

自分の生をきちんと自覚して、受容して、祖先に恥ずかしくないように生きたいものだ。

 

私の人生は私のもの

あなたの人生はあなたのもの

 

生きるよろこびを毎日感じながら、誰にも強制されない当たり前の一生を送ろう。

 

今日も皆さんありがとう

 

 

 

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