今日、2度目の誕生日を迎えました。
0歳8か月までショップにいたので、私と暮らしてまだ1年と4か月なのですが。
リンが逝ったあとまだ立ち直れない中コロンのシード類を購入するために行ったショップ。
新顔としてそこに居たのがシェリー。
それからずっとリチャードソンジリスについて調べたり、名前を考えていたり。
シェリーに会うたびに
「いい人と出会って幸せになれ」
と声をかけていました。
でも結局、2020年のお正月、処分品になってしまったシェリーを連れ帰ることに決めました。
それまで情報を集め、様々な準備を整えていたことが不思議です。
ただ、初めて動物をお金で買ったことで、しばらくはものすごい葛藤がありました。
独りぼっちは寂しいとわかっていながら、いまも雄がいないことには申し訳ないと思っています。
その代わりにできることといえば、いろんな経験をさせてあげることくらいでしょうか。
初めて散歩に連れていった日、シェリーは風に吹かれて山をずっと見つめていました。
今も山を見ることが好きで、日向ぼっこを兼ねて山を見つめ、そよ風に吹かれ、鳥の声を聴いています。
ただ、散歩に出てもトイレは絶対に自分の家でしかしないので、しばらくするとバタバタし始めて、私は走って帰宅しないといけません。
ハムスターズよりもさらに意思表示が明確でわかりやすいです。
毛づくろいは自分で全部はできない様子で、(下手なのかもしれない)手脚が届かない場所は天然毛ブラシでブラッシングしてあげます。
だから毛並みはいつも艶々。
この花束は、いつもシェリーが食べている野草セットです。
畑仕事の帰りなどに4~5種類の雑草を摘んで帰ってきます。
タンポポの花はよく食べるんですよ。
イネ科の生牧草も食べますが、市販の乾燥牧草は全く食べません(笑)
そして貴族のようなシェリー(笑)
朝の楽しみはこれです。
チアシードヨーグルトとフルーツ。
今日は誕生日だからいつもより多めの虫とシード。
野性下のようにおなかをすかせることも時には必要だと考え、サーチュイン遺伝子を作動することを期待して、少なめの食事で我慢してもらう日もあります。
シェリーの家のドアを開け放しにしていると、私の朝ごはんを察知し、必ず足元にきて手をのばします。
「それなに?何たべてるの?」
「ちょっとだけね。」
と手作りパンを。
お客様から市販の高価な天然酵母パンをいただいても、なぜだか一口も食べません。(ごめんなさい)
コニーサン達と違って田舎移住してから一緒に暮らし始めたので、ほとんど無農薬野菜や野草を食べています。
パンも私の手作りのものしか食べないようです(笑)
ほんの少ししか分けられないけど、パンは大好きみたい。オーツ麦やライ麦をいれていているので、シェリーも好きな味なんですよね。
シェリーの遊び場としてリビングの端に暗い通路を作って新聞や綿を詰めてあるのですが、そこに入って眠るのが好きです。
でも、目が覚めた時に自分がどこにいるのかわからなくなって、大きな声で呼ぶこともあって笑えます。
寝床より狭いので、動けなくてびっくりしているんでしょうね。
自分で入って寝たくせにどこで眠ったのか忘れているみたいです(笑)
お昼ごはんの時もまた、ソファに飛び乗ってきて催促。
薩摩芋が大好きで、すこ~しだけおすそ分け。
初めての部屋に入ったりすると、怖くて脚の上から動きません。
二階の部屋に連れて行くと、ずっとこんな調子。
リチャードソンジリスは怖がりだとききますが、この辺りも蛇や大きな鳥がいるので、リンのケージの中でないと危険で散歩にも行けません。
身体もある程度あるので、捕食者が見つけやすいのかもしれません。
恐怖は本能的な大切な感覚だと思われます。
私は動物に愛されようと思っているわけでなく、どこかで人間がプロパンガスで彼らを焼き殺すので、どこかでまた誰かが彼らを助けることになっている地球の循環だととらえています。
コニーサン達ハムスターも、実験動物として人間が虐待殺戮しているので、また別の人間が彼らを助けるのだという自然の流れなのかもしれません。
ニンゲンは醜く残酷です。
わからないことはわからなくていいのに、実験してまで脳を組み替えたいのでしょう。
金儲けをしたいのでしょう。
喰うためでない殺戮虐待や命の危険性のない殺戮には心から懺悔するしかありません。
実験したり殺戮する人間でなく、そうした私たちの行いに懺悔し、彼らに何かしら還す側でいたいと願います。
歌を唄えば一緒にキュルキュル歌いますし、私の上に乗り着ている服のポケットに入ったりして遊んだりもするシェリー。
ニンゲンなんて信用しなくていいのに、なぜかくっつきたいという意思が視えるのが嬉しいようで哀しいようで・・・・・・。
一日外出して帰宅すると、綺麗好きのシェリーが怒ってトイレの横でおしっこうんち(笑)
水差しの中におしっこ。
「ごめんよ。ごめんよ。」
と身体を撫でまくって、すぐに掃除をするというのがお決まりのパターンです。
回し車は一番大事なツールらしく、掃除で家から出すと、寝ていても慌ててとびだしてきます。
「返して!返して!」
コニーサンたちにも多くのことを教えてもらいましたが、一緒に食べる、一緒に散歩、一緒に日向ぼっこ・・・・などシェリーとは共にできることも多く、言いたいこともよくわかり、
家族的な感覚が強くなります。
とはいえ自立した生き物である彼女を弱くしないよう、できるだけ選択肢を多くし意思は尊重してあげられるように努めます。
何より大切なのは心身の健康。
豊かな環境を維持してくれた村の人たちに感謝です。
私たち家族にも新たな菌を提供してくれたはず。
これでまた私は免疫力がUPしました。
助けるつもりが助けられているのですね。
いつか私の肩にシェリーが乗れるようになったら、一緒にクロスバイクで遠出できることを夢見ています。
シェリー、本当におめでとう。
これからもずっと幸せで。
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