息子が事故に遭った日に、雇用されていた仕事をやめた。
娘が小学校一年生から勤めていた会社がちょうど縮小され、ほぼ二人で回していた支店から独立した支店長の会社の仕事を手伝いに、時々通っていた。
支店長が独立する際「一緒にやってくれないか」と言われていた。
既に阿吽の呼吸で仕事ができていた私たちは、ある意味夫婦のようなもので、(家庭の夫婦より余程スムーズにやり取りできる)もしもYESと答えたら一生辞めるわけにはいかないと思った。なかなか他人を信用しない彼が自分の留守の代理まで私に任せていたので、二人で始めてしまうともはや他の人には代えられないわけで、それは公私の公においての結婚みたいなものだった。だから結婚の申し込みと同じくらい、きちんと考えなくてはならなかった。
だけど、予感があったのかもしれない。
私にはまったく別の仕事があるような気がしていた。
彼の気持ちが分かるからこそ、お断りした。そしてもう雇用されないと決めた。
その日から一度も雇用されていない。それまで従事していた事務系の管理職や販売、キルト教室の主宰などでも、もちろん得意先やお客様、同僚に愛を持って仕事をしてきたが、もっと根底から納得のできる、ダイレクトに愛が伝わる仕事がないものかと考えた。
表面的なアプローチは結局どこぞやのスマイルと同じで、人生に疲弊している人々は何も変わらないし、スマイル本人も一歩店を出れば無表情な人に変わる。
そういった「ルーツ」の形を変えた社員や国民ではなく、自分で自分の人生を創ってみたかった。
結果、その後にあの事故が起きて、拙著奇跡は準備ができた者にだけ訪れるは、そのような思いを全身全霊で入れ込むことになった。
波長が合う人はとても幸福感を得られると思う。本という媒体の良さはそれを何度でも感じられることにある。また誰にでもできるように愛のエネルギーの使い方を順を追って書いているため、読者の夢や目標を叶えるために活用してもらうこともできる。思考は現実化するということを小学生にでもわかるように書いたつもりだ。
不思議なことに波長の合わない人はあの本を読めない。同時にあれは同じ世界の人かどうかを判断する指針にもなる不思議な作品となった。
セミナーも同じ。愛を指標にしている。聴いた方がご自身の人間関係の何かに気づき、その日から活用できるように何年も考えた結果できたものである。強制でも圧しつけでもなくただの「気づき」
気付くことで思考回路が増える。だから気づいた人はその日から自発的に変わる。誰に強制されなくても。
その「気づき」を100個集めたものがMAHIRO思考
自然の摂理や体験をもとにしているので、どなたが読んでも納得できることばかり。たくさん気づいて思考回路を活性化していただきたい。
どのような仕事に関わるかによっても個人の幸福度は大きく違う。自分で創ることばかりでなく、公私ともにがっつり入り込まなくてはならない仕事は、小手先のマニュアルだけでは進まない。相手に対する愛は必須である。
仕事とプライベートは同じである。それが自分の人生を創っているのだから。
傲慢な私たちニンゲンだからこそ、どんな仕事でも愛を指標にし、幸福だったと言える最期を迎えたい。
今日も皆さんありがとう
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