桂離宮の枯山水は有名ですね。
そこまで大げさではないものの、かつてのベランダガーデンから4年にして、このような侘び寂びの庭に大変身しました。
山は紅葉で美しいけれど、風にふかれて枯葉が毎日大量に降り注ぎます。
家の中もあちこち修理しなくてはならない部分があって、なかなか手を付けられずにいましたが、今日は朝から庭のしつらえをすることに。
石の上や隙間に腐敗しつつある葉や、あとからあとから風に吹かれて落ちてくる葉。
箒で集めるより、両手で拾い集める方が砂利が偏らずに美しく仕上がりました。
朝からお昼までかかりましたが、これでやっと庭の4分の1です(笑)
垣根の向こうも訪問客の通り道なので、毎日綺麗にしておくべき。
庭の残りの4分の1も整え、前庭はすっきりしました。(裏庭はまだです)
何時間も無心で枯葉を拾ったり、雑草を抜いたり。
でも案外、こういった庭のしつらえは心が澄んでくるものです。
訪れた方が美しいと感じるように、また家の中から眺める景色が毎日美しくあるように、誰かの心の安寧の為に庭を整えて下さる人がいるのだなと気付きました。
また、蹲も茶道の結界によるものだとか。
石の置き方にも意味があるんですよね。
前石、手燭石、湯桶石、水門を揃えるのが正式だそうです。
うちも茶室を構えているので、千利休さながら要人をお迎えしてみたいものです(笑)
庭木の剪定も終わっていませんが、先人のようにお抱えの庭師や掃除婦を雇えるような余裕はございませんので、なんとかできるところはやってみようと思っています。
けれども、精神統一のためにこれはかなり良い仕事だと思いました。
自分でやってみて初めてわかる感覚。
タオから何かが流れて行くようでしたよ。
知らないことがまだまだたくさんあります。
庭一つとってみても、やればやるほど深いのでしょうね。
万物に感謝ですね。
今日も皆さんありがとう。
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