着いて二日目、息子を訪ねてやってきた東大出身某一流企業の20代男性。
農業に興味があるため、見学にやってきたのだとか。
彼と一緒に村人の家を訪ねた。
レストランもないため、息子が手配してお世話になっている母子家庭に食事を作ってもらっていた。
こちらは現地の料理にありつけ、かつ彼女も収入になるWIN&WINの仕事だ。
そこで出された見たことのない果物。
見た目はブドウのよう。
道を歩いていると、その辺にたくさん落ちていた。
「美味しそう!」
さっそくいただいてみる。
「・・・・・・・」
味はヤマモモみたいで、渋柿のように口の中がねばつく後味がのこった(笑)
ザンバラウエっていうらしい。
村人の手料理
そして初めて食べる現地の食事。
電気ガス水道のない村人の家では、私のカメラではこれ以上の鮮明な撮影は無理だった……
でも味はなかなかGOOD。
こちらの定番料理ワリクク。ワリはご飯、ククは鶏のことだ。
豆の煮込みと、チキンのトマト煮込み、青菜のおひたし、それとご飯のワンプレート。
薄味で美味しい。
鶏は自分で潰すのがスタンダードのよう。日本人も見習いたい。
料理番組で当たり前のように
「まず鶏の胸肉を・・・・」
なんて言っている人に強烈な違和感を覚えるのは私だけだろうか。
彼らは日本人よりずっと自立していて豊かだ。
先進的なシステムを圧し付けたりしなければ、彼らは自給自足で豊かな暮らしをしていたかもしれない。
自分たちの暮らしがとても嫌になる瞬間だ。
息子は来てまだ二ヶ月。それなのに彼女の子マイコが交通事故に遭ったとき、ママが真っ先に息子に連絡してくるぐらい既に信頼関係ができていた。
そして私もマイコのママにハグされ、キスされた。
言葉が伝わらなくても誰とでも愛し合える。
また、言葉がきちんと伝わらないからこそ、そこにある心が不思議なくらい通じ合うのかもしれない。
「アフリカは怖い……」
何度となく日本人から訊く言葉。
確かに危険なこともあるだろう。でもある意味、日本のほうが余程怖いと感じているのは私だけ?
雑草
見たこともない珍しい花。
これらは雑草だという。
日本のそれとはイメージが異なる。とても綺麗で魅力的だ。
日本に持ち帰りたい心境にかられるのをグッと我慢(笑)
雑草と言っても『ニンゲンが興味をもたない』という意図で決められた呼び名であるから、地球の他生物にとってはこの草たちもきっと大切な役割があるのだろう。
日本の雑草についても調べてみたいものだ。
料理
こちらのお米は日本人の口に合う。多分、長期で暮らしてもその点はストレスがないだろうと思われるほどに美味しい。
基本自炊だし、加工品なんてないし、市場は毎日開いてはいないので1時間以上歩いて買いに行かなくてはいけない。
あるものを組み合わせ、新しいメニューを構築していく作業は楽しい。
今日は、鍋で炊いたご飯と、名前の知らないすごくおいしい葉っぱ、玉ねぎ、ニンニク、トマトなどをスパイスで味付けしてみた。
このよくわからない葉っぱ(日本とは異なる種類の薩摩芋の葉だったようだ)がとても美味しい。
なくなるとすぐに市場で買い足していた。
食器も最低限しか揃えてないので、殆どワンプレート。
でもスパイスには困らない。自分で料理ができればどの国に行っても大抵美味しいものが食べられる。
東南アジアでは、虫も食べてみた。
タンザニア食も、難なく乗り切れそうだ。
また何かに刺された?
村の中を歩いているとスカートに棘がいっぱいついていた。
これは何なのか?
どうも植物の種らしい。
こちらはトゲのある痛い?!植物が多い。
畑の中を歩いているとチクチク刺さるので、また軍隊蟻かと思った(笑)
二日目にして、もう順応してきたようだ。
やはり此処にも住めそうな気がするなあ。
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