ぬけがらの 君うつせみの うつつなや

正岡子規

 

 

朝、お神酒を換える際に、同居人が教えてくれて見に行きました。

「1時間はかかるよ」って言ってたけど、ちょうど頭が出てきたところです。

そしてたった今、身体がかなり見えてきました。

うちにも蝉がいたんですね。

美しいですね。

去年の夏は他村に住んでいたので、この家に蝉がいるなんて期待していませんでした。

大阪では大きな公園の裏に住んでいたので、夏は朝の5時から、それはそれは大音量の蝉の合唱でした(笑)

 

でも、蝉の声好きなんです。

ニンゲンとは音の出し方が異なるので厳密には声とは言わないかもしれませんが。

 

夏が大好きなので、蝉も好きです。

生きるなら、海に囲まれた常夏の小さな島が最高ですね。

独りもしくはごく僅かで。

小さな命ですが、蝉もルビーさんと何ら変わりません。


蝶々も番で遊んでいたりするし、最近は山鳩の番がうちの庭に来ています。

ここに引っ越した時、畑近くの川にやってくる野鳥たちと会えないのが寂しいなって思っていたんです。

でも家の中から庭を眺めているだけで、かなりの種類の野鳥がやってきてすごく幸せです。

蜂も多いし、カラスもトマトを食べに来たりしますが、色んな生き物たちが周囲にいる毎日は、自分が地球の単なる生物の一種なのだという自覚を持てる素晴らしい環境です。

 

謙虚になれば、ニンゲンだけがやっていることの摩訶不思議さに気づきますしね。

都会でもアスファルトの間から懸命に生きようと花を咲かせるタンポポなど、よく娘と立ち止まって眺めました。

「タンポポ踏んづけたらかわいそう」と言ってた2,3歳の頃の娘はどこに行ったんでしょうか(笑)

雀やゴキブリが出来ていること、蝉にもわかっていること、ニンゲンもきっとできますよ。

万物に感謝

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