2018年3月24日
また悲しいことが起きました。
小さな小さな彼ら。
なぜ、私にそのようなことを・・・・・・。
数日前、脚にけがをしていたのです。
巣材がひっかかってなかなかとれないので慎重に鋏で切り取りましたが、自分でも引っ張ったのか、脚に怪我を負っていました。
消毒はしましたが、多分、痛みも酷かったのでしょう。
毎朝の掃除と体調チェックのとき、なんだか動きがおかしいウータン。
いつものようにお昼まで眠り一旦起きたので、ケ―ジを開けるとすぐに部屋に出てきました。が、元気がなく動きが鈍い。
いつもなら喜んで走り回り自分の家に戻るのに、私の膝に必死でよじのぼってきて離れなかったのです。
「おかしい・・・・。ウータンは控え目な仔で、こんなに私に甘えたりしないのに。」
病院に行こうと思い連れていく道中、どんどん動きが鈍くなっていきました。結局、病院は閉まっていたため引き返しました。
もう連れて行かないほうがいいと思いました。
餌は前日から食べておらず、時間の問題だと思いました。
少し前から、大好きな麻の実を食べないこともあり、なかなか起きてこなかったり、ヨーグルトも欲しがらなかったり、野菜も少し食べて押し返すような状態が続いていました。
唯一、ベランダでできたとれたての小松菜だけは、美味しそうに食べました。
弱っていたところに脚のけがで、一気に体力がおちたのかもしれません。前日まで歩行は普通で、回し車でも走っていました。
帰宅して再度ケージを開けると、やはり私の上によじ登ります。そしてまた、私から離れなくなったのです。
セーターの中に潜り込み、その中で眠りました。そんなことは今まで一度もありませんでした。
目が覚めて一度トイレのため自分で家に戻りましたが、水も飲めない様子。ヨーグルトは少し食べましたが、大好きな麻の実も、すべて吐き出しました。
私のお腹のあたりや脇腹にも潜り込んで、しばらくしてセーターから出てきたものの、私の脚にくっついて眠るのです。ずっと離れません。
そして、そのうち水を口元にもっていってもなめることもできなくなりました。
娘に交代してもらって夕食をつくりましたが、戻るとまたすり寄ってきて・・・・・・。
死が近づいているので、とても不安なのだと思いました。
同時に、いままでは我慢して大人しくしていたけど、本当は甘えたかったのだと。
そして体が動かなくなる直前、横になっていたウータンが、しばらく私を見つめていました。目をそらさずただ私だけを。
直後、ぐったりして身体も動かせなくなり、掌の上で呼吸困難になりました。
その状態で4時間、身体を撫で続けましたが、未明に逝ってしまいました。
息が苦しそうになってからもずっと私を見つめていて、
「まだ生きたい。諦めたくない。」
と訴えているようでした。
ハムスターは『観賞用ペット』だと書いている人がいますが、あれは違います。
ニンゲンが他生物より優位な種だとは思えません。
地球の上の対等な仲間です。
植物も昆虫も、みんな同じ地球の仲間です。
小さな体で、言葉で伝えるすべもないのに、懸命に私に訴える姿は忘れられません。
12時間寄り添いました。
悲しいけどやはりこう言いました。
今度生まれ変わったら二度とニンゲンなんかに見つかるな
私のもとに生まれてきてくれてありがとうね、とも。
まだ7匹います。それぞれに性格が異なり、私と意思疎通が出来る仔も、出来ない仔もいます。
ウータンはまるで話しているかのようによくわかりました。
一度に10匹と生きたからわかることに書いたように、後ベイビーズのなかで一番弱く一番優しい雄でした。
ウータンがもしも野生に生きていたら、餌にありつけなくてもっと早くに死んでいたかもしれません。
前ベイビーズのモグタンも里親さんのところで月齢二か月足らずで逝ってしまいました。
他の子に餌をとられて逃げている子でした。
憎まれっ子世にはばかるとはよく言ったもので
他人の物を奪うくらいの人の方が長生きなのかもしれませんね。
1歳4か月。
とても短い時間だったけど、確かにウータンと一緒に生きていました。
今朝、レダの根元に葬りました。
安らかに眠れ。
今日も皆さんありがとう。
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