人の潜在意識はその言葉に表れている。
たとえばそれが
何度でも同じことを言っていたとしても、ときに自分でも気づかないまま本心と真逆のこともある。
そのくらいニンゲンというのは、自分で自分のことが視えないものなのだと思う。
出会った人と瞬間瞬間きちんと向き合って生きていると、その共通点が頭のなかにデータ化されていく。
人は自分で考えてその言動、その行動をしているように勘違いしているが、ある種のパターンが見えていて、自分もそのパターンに当てはまっている。生物ってうまくできていると感心する。
ハムスターが教えなくても皆回し車を走るように、ニンゲンも教えなくても同じようなことをする。
そうやって本質や潜在意識を見ながら人の話を聴いていると、自分のことさえも幽体離脱して遠くから眺めているような、客観的な分析をすることができるようになる。
もちろんそれでも自己で操作できない細胞の代謝や腸内フローラの働き、マクロファージの行動などもあって、生物として自分をすべて理解することは不可能ともいえるけれど。
自分がなぜこの言葉を口にしているのか。自分がなぜそれに抵抗しているのか。本当は自分が何を視ているのか。
言葉を放ったときには正直に思ったことを話しているつもりでも、
「あれ?もしかしたら自分の潜在的な欲求はこれなのか?」
ってまったく逆の欲求に気づいたりすることがある。
行動を振り返ると、そこから辿り着く潜在的な欲求を自覚できたりもする。
こうして常に他者や自分の潜在意識に注力しながら生きていると、嘘はつけなくなる。
自分の何かをごまかすための嘘は視ていて辛い。
自分に対する嘘は確実に幸福とは縁がなくなる行為である。
せっかく今生きているからこそ、心が喜ぶ選択をし続けたいものだ。
今日も皆さんありがとう。
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