随筆 65

ファンタジーの主役になるためには、自分の現実的な立ち位置を常に俯瞰的に見る必要がある。

もしも自分の想いが先行して周囲の人々の目線に立てなければ、ファンタジーではなく、サーカスのピエロになってしまうだろう。

自意識過剰で、嘲笑されていても本人は気づかない……

よくある光景だ。

気づいても認めたくない自分の姿。

それでも認めないと、何も進まない。

事実を受けいれた先にしか新天地は表れない。架空の世界や過去に住んでいては、いっこうに未来に向かう扉は見つからない。

人はいつも自分と誰かを比べ、優位に立とうとする。

生命として優劣がなくとも数値化されたデータでは上下は存在する。

優位だと認めるのは第三者であって、決して自分ではない。

自己評価はほぼ意味をなさないことを自覚しなければならない。

 

男だから

女だから

若いから

年老いているから

だけでは、一律に括れない。

 

自分の人生のファンタジーを創ったつもりが、いつのまにかコメディになっていないよう、淡々とやるべきことは積み重ねていきたい。

評価などに一喜一憂せず、何年かかろうと足下をかためる事が大切である。

 

宇宙から自分を眺めて……

 

今日も皆さんありがとう

 

 

 

 

 

 

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