随筆 70

昨日の続きになるけど……

もしも自分が自分じゃないとして……

細胞はすっかり入れ替わり、血液まで新しく生まれ変わっていく生命活動。

「昔、あー言った、こう言った」

と、無駄なことに労力をさくタイプの人がよくいう粗探し。

私はいつもこう答えた。

「ごめんなさい。その時の細胞、もう残ってないので(笑)」

って。

いや、これはジョークでもあるのだけど。

 

でも確かに一歳のときのあの光景は今も鮮明に蘇るし、感情も覚えている。

負の連鎖を断ち切ろうと決めた幼少期の想いを、現在も強く持っている。

細胞は入れ替わるのに変わらないことがあるのはなぜなんだとも思う。

あの頃と今は、水も大気も食べているものも大きく変化している。

意識はどこから来るのか?

細胞が分裂して様々なものを創る前からその辺に浮遊していたものなのか。

それが炭素や酸素、水素、窒素などが組み合わされて出来た動く物体(人間の体)の中に電気で引き寄せられるのか。

もしそうなら、身体がなくなったらその意識はどうなるのか?

…などと終わりのない話を家族としていた。

講座にお金を払って倣いに行けば

「こうなんですよ、ああなんですよ」

と教える人がいて、本を購入すれば

「こうなんですよ、ああなんですよ」

と誰かが説明がしてあったリする。

だけど自分で確かめないと、そんなもの本当がどうかわからない。

時に暇つぶしとして本を読んでそのお話づくりのうまさに唸ることもあるし、仮説として、今のところそれが有力と思える科学的なことに心躍る。

非科学的なようでいて、どちらかと言えば科学的なものが好きだったりする。

 

でも心の何処かでは何も信じていない。

死んでから確かめなくちゃならないことたくさんありそうだ。

なんで私を蚊にしてくれなかったんだろう。

もし、ニンゲンとしての意識だけ残ってしまったりしたら面倒だなあ。

ほんと憂鬱だ 笑笑

 

今日も皆さんありがとう

 

 

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