最高齢のリン

現在、独り遺ったコニーサンとココの遺伝子。

もうみんな逝ってしまいました。

リン。雄です。

娘の友人たちが育ててくれた子を除き、総勢11匹をみてきましたが、赤ちゃんの頃からこの子が最後まで生きるだろうという予感がありました。

なぜだかわからないけどこの子が一番長生きだ、モチといい勝負だな…と娘と話していました。

 

予想通り、残ったのはモチとリン。でもモチは先月、壮絶な最期を迎えました。

モチ

 

事典なんて信じないでください。

回し車は歳をとったら外そうと書いてある人がいますが、必要なければ彼らが使いません。

二歳4ヶ月でも回し車で走ります。

階段も上り降りします。

 

脚にできた大きな腫瘍も、この歳では(人間で言えば寝たきりでもおかしくない歳)麻酔で死んでしまう可能性もあるので、リンの自然治癒力にかけました。

数カ月かけて大きくなった腫瘍で、血が溜まっているような色をしていました。脚の動きは普段通りなので、痛みは強くないのだとわかりました。

いよいよ動きづらくなるほどの大きさになり、リン自体もその日はずっと患部を気にして何も食べていませんでした。

破裂して死ぬかもしれない……でも、麻酔で目を覚ませないリスクを考えるなら、本人にまかせた方がこの子にとっても私達にとっても良いのではないかと。

心配で夜中も何度かのぞきましたけれど。

朝になって寝床を覗くと、腫瘍が半分くらいの大きさになっていました。思ったとおり、自分で噛みちぎって中身を出したようで、あとは精油原液を患部にぬって、翌日にはすっかりなくなりました。

みんな硬いものが食べられなくなって弱っていったのに、リンはまだ向日葵もそばの実も自分で剝いてカリカリ食べています。

人間と同じで、硬いものが食べられて、野菜や果物やお肉も食べ、よく動いていれば元気なんだなあと。

我が家はペレットなどは与えず、自然のものを全員に食べさせてきました。

硬いものが食べられなくなった子には、手作りしたシリアルバーや、葛粉のごま豆腐なども。

夏場はバテないようにノニを飲ませて栄養補給。

ベランダでとれた野菜や苺も……

 

リンももうそんなに長くはないでしょうけど、彼の中にはコニーサンとココが居るから、リン独りではなく彼らすべてが生きているように感じます。

私にとっては愛すべき大切な存在なのです。

ココがたくさん出産して9ヶ月で若くして逝ってしまったときに、約束したのです。

ココが命をかけて産んでくれた子どもたちを最期まで大切にするからねって。

 

リンとん、一緒に生きててくれてありがとう。

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