畑でも小さな家庭菜園でも、どのような植物を育てているかで、その家の料理が想像できます。
今の家に引っ越した時、庭があったので大阪のベランダから連れてきたバラとハーブを植えました。
観賞用の花を植えるのが一般的な庭ですが、私は有用植物ばかり(笑)
近所に元シェフが住んでいるのですが、うちの庭を見て
「あそこの人はちょっと違う。料理ができる。」
と奥様に言っていたそうです。
ある日、いただいた和菓子の返礼にうちのバジルをプレゼントしたのがきっかけで仲良くなりました。
料理が出来るかどうかは別として、育てる植物とその家庭の生活は密接に繋がっています。
畑も同じで、あたりにルッコラやスイスチャード、ハーブなどを栽培する人は見かけません。
以前百貨店でよく買っていた野菜は今は自分で育てるようにしているのですが、家庭料理に多用されるスーパーで山積みされる類の野菜を育てている方が多いと思います。
もちろん我が家もそれは必要なのですよ。
でもそれだけでは私は自給できないのです。
カレーはスパイスから作るため、ウコンや生姜ニンニクも育てました。
コリアンダーは葉も大事ですが、種が何より必要です。
かなり畑に落ちてしまったあとでこれだけとれ、1度目の収穫と併せて1年分は確保できました。
オレガノ、タイムも必須。
ローリエはもうどのくらい一緒にいるでしょうか、背丈も私と同じくらいに大きくなりました。
バジルも絶対になくてはならないハーブで、昨年は殆ど虫にやられ調味料に使った程度、一昨年のドライバジルは少し残っているものの、購入もしました。
今年も半分は虫にヤラレて畑で捨てています。
それでも、なんとかドライバジル一瓶は確保できました。
バジルは収穫時から甘い香りが漂い、気分もよくなります。
実際、効能としては、抗うつ、健胃などだけでなく、イライラにも良いそうです。
バジルももう20年以上育てていますが、高層階のベランダでは虫が少なかったため、3株もあれば大きく育ちたくさん収穫できました。
畑では一畝やってもこんなものです。
ですからマンション住まいの人の方が、もしかするとうちの畑よりたくさん穫れるかもしれません。
昨日の朝、とれたてのバジルとハンガリアンワックスぺパーを近所のシェフに届けました。
するとすぐにジェノベーゼソースを作ってくれて、半分持ってきてくれました。
私はというと、朝獲れのトマトとバジルとハンガリアンワックスで、保存用にトマトとバジルのソースを瓶詰に。
その余ったソースでお昼にペンネアラビアータを作りました。
軽食程度の量ですが、デザートも付けて大満足。
最近は杏仁豆腐が食べた過ぎてしょっちゅう家で作るのですが、きちんと種から作ると本当に美味しくて、もう市販のものは食べられませんね。
杏仁は漢方薬のひとつです。
そして今朝は、シェフからもらったバジルソースをうちの野菜のサラダに添えました。
自家製ケールのスムージーの中にたくさん果物も入れているので、モーニングプレートが少し寂しいのですが、1年前にうちのトマトやピーマン、バジルで作ったチリコンカンを開けて添えました。
同じく非常用に作ってあった八朔ジャムも1本あけました。
どちらも美味しく保存されていました。
自分を助けてくれるのはいつも『過去の自分』です。
畑仕事も料理も勉強も身体づくりもなんでも、きちんと継続することで未来の自分に大いに役立ちます。
そして、手塩にかけて育てた動植物も、地球の恵みと多大なる叡智を与えてくれるのでしょう。
万物に感謝。
今日も皆さんありがとう。
0 comments