非常事態

四、五日前、突然やってきた災難。

まさかの水道管の故障。

噴水のように水が噴き出します。

 

修理まで元栓を閉めておくことになりました。

とは言っても、数日間の生活用水と飲料や料理用は確保しないといけません。

元栓を閉める前に、汲み置きをすることにしました。

 

壊れたのが庭の水道だったので、家の中より元栓と近く、水量も雲泥の差。

そちらの水道管から噴出さないように元栓を調整すると、家の中はちょちょろと流れる程度の水量でほとんど出ません。

仕方なく簡易補修して(それでも少しは噴き出します)庭の水道を出して生活用に同居人とバケツリレーをしました。

浴槽に水を張り……

トイレ用のバケツを一つ用意して汲み置き…‥

人間用の飲み水や料理、うちの動物たち9体用の飲料水として、空き瓶2ダースと、非常用バケツ、普段使用している浄水ボトルなどに汲み置きました。

浴槽の水は、洗濯やトイレ、身体を洗うために使います。

アフリカでの二か月はバケツ一杯の水で体を洗っていたので、同様に一人1杯と決めました。

TANZANIAシリーズ

 

畑仕事の後もシャワーで汗を流すので、お風呂も朝晩必要だったのですが、うまい具合にお彼岸前から一気に気温が下がり、夜は寒いくらいです。

ですから、朝は身体を拭く程度で済むようになりました。

ただ、夜の水風呂は寒くて修行のようです(笑)

でも

「水行としてやってみよう」

と考え直し(ガスは使えるのでお湯は沸かせるのですが)わざわざ深呼吸をしながら冷たい水をかぶっています。

これで祖母のようにシックスセンスが鍛えられるでしょうか?(笑)

(祖母は修行で水行をしています)

 

殆どお昼ごはんを食べないので、料理は朝晩のみ。

これは汲み置きのみで生活中の朝ごはんです。

いつもと変わらず、パンも魚焼き器で焼きました。

食洗機や合成洗剤は使わない主義なので、たらいに水を溜めて数回すすいで食器を洗い、水はなり少なくすみました。

かわりに畑から収穫した野菜を洗うために別途水が必要になりますが。

 

修理は六日後、そこまでどのくらいもつのか試してみました。

元栓を閉めて汲み置きした水では、料理より圧倒的に生活用水の方が多く必要でした。

浴槽に溜めた生活用水は二日間でなくなりました。(大人二人分・農作業着の洗濯含む)

二日後にまた元栓を開けてなるたけ噴水にならないように少しずつ出してバケツリレーで再度浴槽に水を溜めました。

 

そして壊れた翌日に、タイミングよく用意していた便座や不要になった家具の端材から、同居人がコンポストトイレを作ってくれました。

 

ここで役に立つのが、リンジーたちの巣材に使っているおがくずや、畑の堆肥や土など。

普段使いの材料の投入で完成しました。

ただし、大きすぎてトイレ室の中に入らない(笑)

まさか部屋でするわけにもいかず、庭で座ってするわけにもいかず……

中のセットは取り出し可能なので、容器のみトイレに持って入り同居人が三日間試してくれました。

 

コンポストトイレの感想—

・ふたを閉めれば悪臭はしない

・三日放置で小のみで少し臭いが出てきたものの、窓を開けておけば問題ない。

・汲み取りの様なにおいではなく、今までに経験したことのない動物っぽい臭いがする。

・もし家の前に畑などあれば、毎日堆肥場に運び、土を入れ替えればそんなに臭くない。(と予想)

下から液体を取り出せる仕組みにしてありますが、三日間の同居人の量では1摘も下から液肥はでてきませんでした。

また、コンポストトイレは外に作るべきとの結論に至りました。(小屋セットで)

 

非常用にこれを一つ作り、周囲に土があるなら、非常事態のトイレ問題はなんなくクリアできそうです。

都会なら、過去の私のようにベランダでバケツ堆肥を作ったり、植物を育てておけば、土替えしながらなんとか乗り切れるかも。

 

非常事態用に今回は水の件で色々確認できました。

生活用水のトイレ用などは、近くに川があればかなり節約できます。

雨水でもいいかもしれません。

想定していたイメージでシミュレーションできたので良い機会となりました。

 

未だ修理が終わっていません。

あと二日。

今夜またバケツリレーかな……

 

今日も皆さんありがとう

 

 

 

 

 

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