知人の貴重な烏骨鶏卵とアローカナ卵。
放し飼いの自然養鶏。
餌も一部は自家配合。
FIJIの卵もめちゃくちゃ美味しいけど、自然養鶏の自家配合餌の鶏さんたちの卵も負けず劣らず美味しい。
FIJIの農林省的な方から教えてもらった話では、家畜は健康に飼わなくてはいけないと法律で決まっているらしく(いわれなくても当たり前)卵は日本の自然食品の店の有精卵を数倍超えるうまさ。
彼女に「日本は逆で、閉じ込めて動けず、虐待に値するので酷いんだ」と話したら、なんてことだって驚いていた。
あそこは土地が肥えているから餌もきっと良いのだろうし、豚肉の質や鶏肉の質も違っていて、なんたって美味しい。
乳製品もヨーグルトがアイスのようである。
良い卵は下手に料理するより、ゆで卵か目玉焼き、もしくは卵かけご飯というシンプルな食べ方がもっとも美味しい。
なので私は茹で卵が昔から好き。
なのでFIJIが好き。
アフリカでは卵は貴重だけど、寄せてもらっていたママエスタの家では、畑横で飼っている鶏たちの生みたて卵で毎回チャパティを焼いてくれて(それも1人3枚程度)ふるまってくれていた。
あのチャパティ以上に美味しいものなんてないくらいで、だから途上国ではホテルに泊まったりしない。
近くのおばあちゃんが毎朝搾る牛の乳。手伝わせてもらったことがあるけど、ちゃんと子牛も傍らにいて、日本みたく粉ミルク飲ませて人間がすべて奪ったりしない。
頭の上に干し草のせて運んで、それが餌になってるので糞が臭くない。
だからアフリカが好き。
毎日ちがう夕焼けと満天の星とミルキーウェイ。マロロの前に見えるマングローブ。人間とは一期一会。
「またね」と言いながらたがいに二度と会えないと知っている。
それが何とも良い。
執着なく、「いま」に全力。
地球の美しさのもと、恵みをいただき、心から幸福で感謝できる。
だからFIJIが好き。
キリマンジャロの朝焼けは壮大で、マニャラから見ると山の向こうにずっと続く大地。ほとんど電気がつかない夜。圧倒的な地平線は地球の偉大さを実感できる。人々は言われなくても一生懸命生きていて、卑下していない。
生命力に満ち溢れていて、だからアフリカが好き。
旅行に行きたいのではなく、完全永住を目指している。今は、その準備期間。まだまだ力足りなくて、現地の人の迷惑にならないよう、スキルアップしておかないといけない。
日本でも税金で義務教育を受けさせてもらったからわかったことがあり、都会で生まれて夜中までうろうろできたから視えたことがあり、テレビがあったので世界を知る事が出来、車や電車、飛行機のおかげでFIJIやアフリカに行けたので、システムに感謝している。
でも贅沢は終わらなくてはいけない。
先日亡くなったムヒカ大統領の演説に感動した日本人は大勢いたのに、どれだけの人がそれを聞き流すのではなく瞬時に自覚できたのだろうか。
できれば性善説派でいたいのだけど。
この国ではなかなか容易ではないね(笑)
0 comments