食を大切に 7

近況報告でお伝えした通り、最近は肉も魚も食べることが少なくなりました。

また、以前同様『卵はごちそう』でなるたけ罪悪感を持たなくてよい卵を口にするようになりました。

そう、狭いところに押し込められた鶏でなく。自家製の無農薬野菜や穀物で配合した餌を食べている鶏が産んだ平飼いの無精卵が私にとってのそれです。

娘が学生時代に養鶏・養豚をやっていて、私も会長を務めたおかげで現場には幾度となく入らせてもらい、先生や生徒たちからも話も聞け、一般的な日本の家畜業界については、部外者のわりに少しは知っている方だと思います。しかしながら、マクロビオティックやヴィーガンという形式に無理やり入ろうとは現在も考えてはいません。

ただ、自分たちで農薬や化成肥料も使わず、堆肥や肥料まで作って育てた野菜を食べていると、不思議と肉や魚を欲しなくなってきていることに気が付きます。

アフリカなどに滞在していたこともあるので、干ばつで土がからからになって作物もとれず、家畜を飼って、ごちそうとして鶏を潰して食べるスタイルや、自然の草を食べた牛の搾りたての乳を毎日飲ませてもらう贅沢には感謝しかありません。

母は農家出身で、昔は動物性のものはほとんど食べていなかったと話していました。私の幼少期も、牛肉は今よりずっと高級だったし、お寿司屋さんに行けば子供二人の4人家族の我が家でも、一回に2万円以上は支払っていたのを記憶しています。いつの間にか、食品はとても安くなりました。現在物価高と言いますが、昭和の記憶がある人は安価になりすぎた理由を想像できるのではないかと思います。

畑仕事をするようになって、時々マクロビメニューやヴィーガンメニューも作るようになりました。バブル期に買った毛皮も持っていますが、毎日走り回るロッピーの仲間の毛からできた物で、二度と買うこともないでしょう。でも、棄てるのはもっと失礼だと思っています。暖房の為に無駄にエネルギーを使うより、数十年前の毛皮を着ることで凌げる日も来そうです。

ですから私は決してヴィーガンではありません。

そのような中で今朝、おからのメニューバリエを考えて、ヴィーガンの人々が使用する調味料を調べていました。

【おすすめ】ヴィーガンが使用する調味料

という有難きサイトを見つけ、スクロールしていると、そこにおすすめの動画リンクが2本貼り付けられていました。「世界で一番重要なスピーチ」と題されたそれは、至極納得できる意見でした。

価値観は人それぞれで、何が正解とは言えませんが、私は物心ついた時から、彼ら家畜たちの念が私たちの身体の細胞に取り込まれているような気がしてなりませんでした。だからそれに恥じないよう、今日死んでもいいように生きることや、嘘をついてまで何かから逃げるような人生を生きないように努力してきたつもりです。ですがそれでも、このスピーチの主(かなり有名な方のようです)の覚悟には到底及びません。

もしかしたら今後の世界の変化にネガティブな感情しか抱けない人々が、ポジティブに転換できるきっかけになるのかもしれません。私自身もそうです。生きるために豊かな食は最高の富ですが、少々抵抗のかかる生活の移行も、地球と愛し合う方法の一つだと思わせてくれる動画です。

「おからをどう美味しく食べるか」

そんなことを考えていただけなのに、善い引き寄せでした。

出したエネルギーは自分に還る

彼の話すように、考えない、もしくは故意に考えようとしないニンゲンが大勢いて、彼らに還ってくるものが現状だとしたなら、やはり自然の摂理は誰にも覆せないものなのかと再確認させてくれる朝でした。

さて、自分には何が還ってくるのでしょうか。

覚悟して生きて逝かなければ(笑)

 

万物に愛を

 

 

Pocket

0 comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です