最近の家仕事

今冬は寒さが昔を想起させますね。思えば2000年前後からおかしなくらい暖かくて、繁華街の傍に住んでいる頃はコートの下はノースリーブのワンピースでも大丈夫なくらいでした。冬用の衣類もカットソーの重ね着か、暖かいインナーを着ればセーターだけで外のイベントに立っていたくらい。田舎移住して標高が高くなったこともあり、昔のセーターを久しぶりに着ることになったのが3年前。以来、冬は昭和のように暖かい服を着ている我が家です。

そんなこんなで、小学生時から趣味だった編み物を冬の仕事の一つに加えました。娘にも教えて、セーターは何とか編めるようになったみたいです。

アームウォーマー(家の中でも外でも重宝する優れもの)

(家族の非常時用のウールベスト)

動物の世話やアナログ家事が忙しすぎてなかなか進みませんが、今もレッグウォーマーを編んでいる途中です。いざという時に大切なのは、体温の保持と水のGETと言いますから、そこはきちんとしとかないといけませんね(笑)

3年前に購入した火鉢も使うようになりました。炭作りは目下同居人の仕事とするよう交渉中。

先月まではエアコンも使わずにフローリングで動物たちの世話をしながら頑張っていたので、寒さ対策に火鉢だけでも体感温度が違いました。機械に頼るとそういう感覚も麻痺してしまいますが、このような僅かな暖が有難いと感じることなど、生きてる実感が強く楽しいものです。

動物たちと暮らすと家の匂いが気になりますが、ハムスター11匹の時同様、一に掃除、二に掃除……一日に十回以上箒と塵取りで床掃除をしなくてはいけません。

また、彼らのケージの掃除も1時間おき永遠のループです。おかげで動物臭は今の季節ほぼありません。

餌はうちの野菜もとり混ぜバランス重視で作っていますが、糞が全く臭くなくて驚きます。かつて滞在した途上国の家畜の糞が臭くないのは彼らの食べるものだと思っていましたが、正解だったようです。いやもう、飼育員なのです、この仕事(笑)

その合間に、クロスバイクで買い物と畑仕事。

畑にアンディたちを日向ぼっこ兼散歩に連れて行くので、籠の中に彼女らに入ってもらい、担いで往復するのが常となっています。

同居人がリモートワークになったので二人で行きます。一人が担ぎ役、一人が収穫物の持ち帰りと手分けしています。

自然農法も3年目、冬でも毎日何かしら収穫できるようになりました。その中でも朝ごはんの彩の紅芯大根は浅漬けにするのが美味しいのです。

買い物は相変わらず、普段は往復8キロ、遠いところは往復20キロ。自転車での移動なのでちょっと覚悟が要ります。

雪や雨の日はなるべくなら避けたいけれど、どうしても行かなくてはいけない日は(動物の餌が切れたなど)レインコート上下で怪しすぎる人に扮して移動しています(笑)

それでも都会にいた時のように、毎日徒歩で繁華街に買い物にでたりしないので、圧倒的運動不足。

都会では自転車を使わずに徒歩と階段をフル活用していたので一日数時間は必ず歩いていた計算です。

畑仕事は鍬での耕作がスクワットの替わり、川からの水汲みでダンベルの替わりにはなりますが、あれだけ歩いていた代替にはならなくて、クロスで8km走っても全然だめです。

ですから最近は通販を利用せず、勝手知ったる店でチャチャっと必要なものをGETする方が良いかと、時々地元まで電車に乗って買い物に行くことにしています。

また、車内の往復時間は唯一の自由な時間で、それを読書時間に充てています。

この3年でたくさんの本を購入していますが(現在進行形)なかなか集中して読む時間がないので、お金を払って時間を買っている感覚です(笑)

おかげで帰宅時にはハイテンション!!ピンときたものを購入するという私にとって、作者との出会いはいつも素晴らしいものなのです。

 

このような生活にくわえ、善い人々とも出会い、愛情をたくさんいただいています。

ある人はご自身の蜜柑をこんなに分けてくれました。毎年買っていたのに今年は買わずに済みました。

ある人はいつも無添加の和菓子を。

またある人は手作りのキムチを。

そして先日はたくさんのおからをいただいたので、ありがたくおからナゲットに。

最近はチリソースやケチャップも自家製にしているので、それを添えて愛情の融合です。

 

どんな人も『喰うために働いている』はずなので、時間も手間もかかるけど、自分や家族を守るための食の方向性が近い人はやはり信用できますね。

食を大切にしている人は生物的感覚が確かだと考えているので、肩書や学歴より私にとってはずっと大切な要素です。

加えて物々交換で、こちらの提供するものも受け取ってもらえたなら最高です。

畑で栄養価の高い野菜を育てて毎日食べていると、家族もだんだん肉を欲しがらなくなってきてるんです。

完全マクロビやヴィーガンとまではいきませんが、肉を食べる機会はかなり減りました。

先ずは最重要な食生活から自給を目指し、次にエネルギー関連でしょうか。

衣類は日本人は持ちすぎるほどに持っているので、家族の分を修繕リメイクすれば一生分くらい困らない人が多いのではないかと思います。

これ以上新しい物を造らずに自然の循環に任せられるものを個々が選択することで、地球の他生物の救出にもつながりそうです。

動物愛護とは実際、そういうことを言うのではないかと思います。

動物実験をしなくてはわからないようなものは極めて不自然だということなのでしょう。海洋生物の事も忘れてはいけませんよね。

 

でも不自然というなら農業も人間都合の園芸でしかないですから、自然農法ですら不自然なのですが……

 

都会に暮らした頃はベランダで100種も植物を育てたり、堆肥を作ったり、雀たちが集まったりと随分あらがったものですが、今はそれが少し楽になりました。

それでも住居が都会的な造りなので、自分で家を建てるくらいの勢いのある人が要れば新しく同居するかもしれません(笑)

私にとっての仲間とはそういう類です(笑)

 

今日死んでもいいように生きましょう。

 

万物に愛を。

 

 

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