都会から田舎に移住して4年目になりました。
同時に、畑仕事も4年目に入り、土はかなりよくなりました。
都会人のイメージする田舎暮らしや農的な暮らしはもしかすると私のそれとは少し違っているかもしれません。
以前も『朝食が一番幸せ』で書いたように、朝ごはんはかなり前から30品目程度を摂取できるくらい力を入れています。
現在は、都会にいた頃と違って野菜の多くを自給できるようになり、また村内で果物栽培が盛んなこともあり、以前よりフルーツを堪能できていることが嬉しい限り。
最近は暑いからかリンジーたちが3時半に起きるので、餌やりをして、暗くして二度寝させます(笑)
本格的起床は4時半から5時。
彼らのケージの掃除と餌やりをすべて終えてから朝ごはんづくりに取りかかり、6時には食べ始めます。
パンを買うことも、ホテルモーニングに行くこともなくなりましたが、食のクオリティは上がったと自負しています(笑)
同居人が1年ほど前から完全リモートになり、畑仕事も動物の世話も分担できるようになってかなり助かります。
二人で朝の家事を手分けして、エンジェルたちを連れて畑仕事に行きます。
季節によって時間は異なりますが、夏は7時くらいから。
彼は仕事が始まる前に帰らなくてはなりませんが、私はお昼前まで一人残って作業することもあります。
機械を使わずに手作業ですべてをこなすため、雑草の処理も一畝ずつ手分けしても永遠のループ(笑)
真冬以外は毎日雑草処理です。その間、エンジェルやアンディは野菜を食べたり、日陰で涼んだり‥…‥
これはケール。
朝ごはんのスムージーに毎日いただいています。もう一か月以上は飲めてます。
シェリーの為に栽培し始めたのですが、4年目にして初めてうまく育ちました。
化成肥料も農薬も使わないため、全体的にうちの野菜は小ぶりなのですが、共生する動物たちのおかげで良い堆肥が出来、雑草も無駄にせず土に還し、やっとここまでできるようになりました。
これはうちの枝豆や大葉のおにぎり。
ぬか床も作っているので、漬物も自家製です。
漬物は買うことがなくなりました。高菜漬けや浅漬けも作っていますし、キムチなどは近所の元シェフがくれるので、お漬物の在る暮らしが日常になりました。
スイスチャードはよく百貨店まで行って購入していましたが、畑を始めてからは毎年このように育てています。ほうれん草のない時期、おひたしにするとおいしいのですよ。
レタスはスーパーでは買わないので、きちんと育てないといけません。今年は2種だけですがなんとか朝ごはんで提供できるほどには育ちました。
枝豆やインゲンは全部で5種育てていて、こうしてお酒のおつまみにします。
庭と畑で育てている無花果が、今年初めて実を付けました。これは初収穫のもの。
でも自分で食べずにリンジーやエンジェルたちに分けてあげました。
とても喜んで、「美味しい美味しい」ってうるさいのなんの(笑)
うちはカレーはスパイスから作ることが多いのですが、ターメリックは保存がなかなか難しく1年目だけ栽培してやめてしまいました。
上からコリアンダー、ハンガリアンワックス唐辛子、バジル。
これらはうちのカレーには欠かせません。セージや月桂樹、オレガノも育てているので、ハーブ類はなんとかなりそうです。
トマトはスーパーで買わないようにしています。昨年は出来が良くなくて苦労しました。
今年はバーバンクトマトという大きなトマトがたくさんできていて楽しみです。でも初収穫のトマトはやっぱりエンジェルたちにあげてしまいました。
彼らトマトも大好きで大げさに騒ぎます(笑)
トウモロコシは数本折れてしまいましたが、今のところ野生動物に食べられずに残っていて何とかありつけそうです。
赤紫蘇はかなり前から出回っていますが、ぐっとこらえてうちの赤紫蘇が大きくなるのを待っています。
ジュースやコーディアルにするととても美味しいですね。レモンも出来れば自家製で。
畑の隣人が80代のご夫婦なのですが60代にしかみえなくて、きくと赤紫蘇コーディアルを毎年作って朝ごはんに一年中飲んでいるそうです。
それを見倣って、今年はコーディアルにしようかと考えています。
畑は借りているため果樹は植えることができません。鉢植えにしていますが、なかなか大きくなれずにかわいそうで、近いうちに地植えできる場所を確保したいと考えています。バラたちもここにきて半分以上は枯れました。虫の多さと、四六時中煌々と照らされる街灯のLEDがよくなかったと思います。
レダと紫燕飛舞しか助かっておらず、今春またOLD ROSEを何株か購入しました。バラたちも今度は全部地植えで育てるつもりです。
レダとマルベリーにはハムスターズとシェリーが眠るので、絶対に助けないとっ。
共生する植物や動物たちのためを思えば、今の場所でも納得できません。
そして、そうして彼らの存在を大切に考えて行動指針を決めて行けば、きっと良い方向に導かれると思うのです。
両手が腱鞘炎になるくらい世話も畑も大変な毎日ですが、痛いとか言ってられないくらいやることが山積みなのです。
パーマカルチャー的に言うなら、ちょっとした家具や小屋づくりは同居人、編み物や縫い物など衣に関しては私が担当、食を皆で協同って感じでしょうか。
まだまだ自己完結したいものがあります。
昨日スーパーでいきなり90歳の女性に声を掛けられ、彼女の仰るには「人間、休むことなく動き続けないと元気でいられないね」ということでした。90とは思えない姿勢のよさ、海外事情にも精通しておられると思ったら、お孫さんが省庁勤めだとか。
動ける間は動くというスタンスは、動物たちにもみられる尊敬すべき部分です。
怠惰と休憩は似て非なるもの。
動き続けられることに感謝して、出来る限り他者に迷惑をかけないよう、自分で出来ることを本当に自分でして生きて逝きたいと思います。
今日も皆さんありがとう。
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